高市政権の外国人政策強化
2025/10/23
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亡くなった後に引き取り手がなく、全国の自治体が火葬や埋葬を行った「無縁遺体」が2023年度、約4万2000人に上ったことが厚生労働省の推計でわかった。年間の死亡者全体の2・7%に相当するが、無縁遺体の取り扱いに関する指針を定めている自治体は1割のみにとどまり、国や自治体による対応の充実化が求められる。 無縁遺体を巡っては、過去に総務省が調査した結果、2018年4月~2021年10月で約10万6000人に上ったことが判明しているが、今回の厚労省の調査では単年度の推計が初めて明らかになった形だ。 自宅や病院で亡くなっても、引き取る親族らがいなければ、法律に基づき、自治体が遺体の保管や火葬、埋葬を行うが、対応業務が自治体の負担になっている。このため、厚労省が昨年、全国約1700の自治体を対象に初めて調査を実施。約1160自治体の報告を分析し、推計人数を算出したという。 無縁遺体が多い背景には、独居老人の増加や未婚率の上昇、親族ら周囲との関わりの希薄化などがある。今後も身寄りのない高齢者が増えるのは確実で、対策は喫緊の課題だ。 ▼対応指針ある自治体は11%のみ 一方、厚労省の調査では、親族の探し方や遺骨の保管期間など、無縁遺体への対応に関する指針を定めている自治体は11%にとどまることも判明した。指針のない自治体では、業務が定型化されておらず、判断に困るケースが多い。こうした点も踏まえ、厚労省が調査結果をまとめた報告書では、自治体が親族に連絡する際のマニュアルを作成したり、火葬までの遺体の保管期間を定めたりすることが適当だと提案した。 人と人とのつながりが薄ければ、看取りや死後の整理は難しくなる。自治体が、地域のボランティア組織などと連携し、高齢者を見守る体制を整える必要もある。誰もが安心して人生の幕引きを迎えられるよう、国や自治体は早期の環境整備に努めるべきだろう。
2025.05.07
内戦の爪痕が色濃く残り取り組むべき課題も多い (写真 アンゴラ国旗) 投資の自由化、促進及び保護に関する日本国とアンゴラ共和国との間の協定が発効した。協定自体は2023年8月に既に締結されている。国会で承認されることにより発行される。 この協定では投資の自由化を促進し投資を行う企業や投資した財産を保護するための国際協定で投資財産の待遇の透明化について定める。また、投資家が投資先の国で何らかの問題に直面した場合の解決手段の1つとなる。日・アンゴラ投資協定は投資参入段階における内国民待遇、最恵国待遇を規律するネガティブリスト方式の留保表を含む自由化型協定である。特定措置履行要求の禁止はWTOの貿易に関連する投資措置に関する協定の規律に加え、ロイヤルティー規制禁止、技術移転要求禁止、自国民雇用要求禁止などを規定している。紛争解決規定として投資家と国の間の紛争解決も盛り込まれている。最恵国待遇のネガティブリストには「日本国における土地の取得又は賃貸借を禁止し又は制限することができる。」が盛り込まれて留保を可能としている。中国を含め多くの国と条約や協定にこの一文がなかったことから日本の土地が次々と買収される事態に現在もある。土地つまり領土は国家そのものと言える。その土地の上に歴史を刻み込み国家が存在する。土地をほぼ自由に買えるということは国家の基盤の一部が諸外国に売りに出されている状態にあるとも言える。アメリカはGeneral Agreement on Trade in Services(貿易に関する一般協定)の締結時に土地取得を制限する留保条項を付けたため厳格な規制が可能である。よって、アメリカは外国籍および外国籍と思しき者、法人、土地取得を許可制にしており当局の判断で外資の取得を却下できる。外国籍、とりわけ中国資本によって凄まじい勢いで日本の土地が出臆され続けていることに焦った当時の安倍政権は外国資本による土地取得を制限しようとしたがガッツ協定に阻まれた。取得制限の対象は自衛隊の基地や原子力発電所など重要施設周辺の土地に限定することが限界であった。中国は自国民でも外国資本でも共に土地の所有権は取得できない。しかし中国人は日本の不動産の所有権をほぼ自由に売買できる。あまりにもアンフェアである。超限戦でいう侵略とも受け取れる状況だ。外務省は近年の条約や協定においてはネガティブリストに土地の取得を制限できることを盛り込むようになった。日本の領土、資源、安全、歴史等を守れるのは日本だけである。WTOやGATSでの失態をどう取り返すか真剣に検討しなければならない。(つづく)
2025.05.07
いよいよ本日(7日)より始まるコンクラーベ 世界一有名な男にはだれがなるのか (写真 フランシスコ教皇 Wikipediaより) 世界約14億人の信者を誇るローマ・カトリック教会の最高指導者であるローマ教皇に誰が選出されるかは、信者でなくても関心が高い。その理由は教皇は、単に宗教指導者というだけではなく、世界の政情にも大きな影響力を持つ政治的指導者という側面もあるからだ。コンクラーベ(教皇選出会議)という言葉はラテン語で「鍵をかけて」という意味だ。まさにその通りで、有力候補者と囁かれた枢機卿が次期教皇に選出されるケースは少ない。前回のコンクラーベ(2013年)では南米出身のブエノスアイレス大司教のホルへ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿(フランシスコ教皇)が第266代教皇に選ばれたが、当時、その名を知っていた聖職者はわずかだった。 冷戦時代、ポーランドから選ばれたヨハネ・パウロ2世はまったくの無印だった。コンクラーベには「神が働く」と言われているゆえんだ。7日から始まるコンクラーベには80歳未満の枢機卿が参加する。252人の枢機卿のうち80歳未満の枢機卿は135人だが、2人の枢機卿が健康問題を理由に欠席を届けているため、現時点では133人から選ばれることになる。カトリック教会では保守派と改革派が主導権争いを展開させている。フランシスコ教皇は改革派だとの位置づけだったから、次は保守派の枢機卿、例えばハンガリーのペテル・エルデ枢機卿が有力といった見方が浮上する。ただし、選挙権を有する80歳未満の枢機卿の大多数が過去12年間、フランシスコ教皇によって任命されているという事情を考慮すると、次期教皇も改革派枢機卿からという流れになりそうだが…。 現在有力視されている候補に関するフェイクニュースが流れている。有力候補に健康不安説が流れるのは過去にもあったが、最有力候補とみられているイタリア人枢機卿のピエトロ・パロリン国務長官(70)が、4月末、「バチカンでの会議後に高血圧で倒れ、医師の治療を受けた」などとする情報が出回り、5月2日、教皇庁報道官は否定した。また、フィリピン出身の有力候補、ルイス・アントニオ・タグレ枢機卿(67)にも、ジョン・レノンの「イマジン」を熱唱する過去の動画などがSNS上で拡散し、イタリア紙などは「無神論文化への屈服だとみなされている」とタグレ氏選出への影響が出る可能性を指摘した。次期教皇候補として注目度を上げているのが、フランスのマルセイユ大司教を務めるジャンマルク・アベリヌ氏(66)だ。マルタ出身のマリオ・グレック氏(68)は、世界代表司教会議の事務局長を務め、改革路線の継承者として評価を高めている。 トランプ米大統領は、ホワイトハウスで記者団にニューヨーク大司教ティモシー・ドラン枢機卿の次期教皇を示唆した。保守派のドラン枢機卿は、2013年に当時の教皇ベネディクト16世の後継候補と考えられていた。75歳のドラン枢機卿は、1月に行われたトランプ氏の就任式で開会の祈りをした聖職者だ。信者数が増えているアジアとアフリカ教会から次期教皇が誕生するとも言われる。先のタグレ枢機卿やアフリカからは、コンゴのキンシャサ教区のフリドリン・アンボンゴ・ベスング枢機卿(65)の名前が出ている。次期教皇には年齢も関係する。ヨハネ・パウロ2世が27年間と長期在位だったこともあって、バチカンでは長期政権が考えられる若い枢機卿には抵抗が強い。コンクラーベで選出される枢機卿は70歳台がいいという暗黙の了承がある。その流れで行くと、人望のあるエルサレム・ラテン典礼総大司教のピッツァバッラ枢機卿は60歳と若すぎる。 さて14億人の信者が待ち望む次期教皇の座に就くのは誰なのか。
2025.05.07
野球評論家の佐野慈紀氏がボルチモア・オリオールズに移籍した菅野智之投手の「今後の苦戦」について語った。 35歳で海を渡った〝オールド・ルーキー〟が奮闘している。4月28日の本拠地でのヤンキース戦では先発登板し、5回5安打無失点8奪三振との好投。ヤンキースのスーパースター、アーロン・ジャッジとの対戦では2打席目まで安打を許すも、3打席目では切れ味するどいスプリットで空振り三振を取った。 オールドルーキーの快投シーン、特にヤンキース打線から8奪三振を奪ったことにはMLB公式Xでも「トモユキ・スガノはこれまで5回の先発で9奪三振しか記録していなかったが、彼は今夜5イニングで8奪三振を積み上げた!」と剛腕ぶりを紹介。 菅野投手の強みについて佐野氏は「かけひきのうまさ。自分のペースにもっていけるところ。バッターをしっかりコントロールできる柔軟性でしょうね」と語る。 「菅野投手がアマチュアの時から見ていました。最初は速い球を投げるだけのピッチャーかと思っていた。それでプロに入って、いろいろと様子をうかがっている内に『これは違うぞ』と。『クレバーだぞ』と。それで結果を残しましたからね」と、若いころから菅野投手を見てきた佐野氏にとっても現在の活躍は納得だという。(つづく)
2025.05.06
『浴衣を着るタイミング』 宿で温泉に入る前に、なぜ先に浴衣に着替えるのだろうか? 普通、着替えは湯に入って清潔になったあとである。俺は温泉で温まった身体を浴衣で包みたい。俺は入浴前の俺で温まった浴衣は着たくないのだ。温泉の宴会も疑問である。大抵が、入浴前に浴衣を着て参加。料理、酒、カラオケ、変なゲーム。結果、汗ダラダラ!おいおい、温泉のあとに宴会にしてくれ。 だが、そうだとしても、サッパリした身体に汗をかいてしまって意味は無し。こうなったら私服で参加するしかない。入浴後だとしても、浴衣ではなく持参した新しい服に着替える。浴衣を着るタイミングは、寝る直前が望ましい。しかし、ここまで書いてきて気付いたが、せっかく温泉という非日常へ来たのだから、非日常の浴衣は早めに着てもよいのではないか。細かいことは気にせず大いに楽しむべきだ。 よ~し!俺は今度温泉に行ったら湯上りに浴衣姿で卓球するぞ~!いや、だめだ。一番汗をかくじゃないか!
2025.05.06
まさにカオス 国内最大勢力暴力団六代目山口組で今、何が? (写真 六代目山口組「山菱」の代紋 Wikipediaより) 国内最大勢力の特定抗争指定暴力団六代目山口組(以下:山口組)で4月18日、ナンバー2の「若頭」が交代した。神戸山口組離脱の元になった強権的な支配体制を敷いてきた髙山清司若頭(77)が新設ポストの「相談役」に就任し、後継に同じ出身団体である三代目弘道会会長の竹内照明若頭補佐(65)を指名した。“長男”の若頭が“親”になるのがヤクザ社会の慣例だから七代目体制への布石といえる人事だ。竹内若頭は三重県出身。昭和59年に勃発した山一抗争では、20代にして一和会側組織を解散に追い込み、今回の分裂抗争でも弘道会傘下組織が戦果を挙げている。稲川会の内堀和也会長と5分の兄弟盃を交わしていることでも知られ“七代目髙山組長”の次と目されてきた人物だ。創設110年に及ぶ山口組の歴史で“相談役”というポジションはなかったため、どういう形で組織に携わるかは不透明だが、人事を含めて強い影響力を残すのは間違いない。 これで司(若頭就任後間髪を入れずに組長就任)、髙山、竹内という三代の若頭が全員弘道会(名古屋市)出身者で占めることになった。今年の夏で六代目体制20年となる。ここで七代目のお披露目となることも考えられる。それが竹内若頭の親分髙山相談役というサプライズか、大親分司組長に倣い、若頭就任直後の竹内若頭になるか注目が集まる。組織上の懸念は、構成員数(準構成員を合わせて)2000人を誇る弘道会一極支配体制が今後も続くのか否かだ。すでに新人事として、若頭補佐を務めた五代目国粋会の藤井英治会長が「顧問」に、若頭付きとして髙山相談役の秘書兼ボディーガードを務めてきた加藤徹次幹部(59:六代目豪友会会長)が若頭補佐に昇格する人事が発表され、次期若頭候補の若頭補佐は、加藤新補佐を含めて7人となった。七代目体制となれば、7人の中から若頭が生まれることになる。一極体制は組内に不満をもたらす。五代目山口組当時、山健組6000人強、弘道会約4000人の組員が所属していたとされ、双方は山口組内の2大派閥とされていた。特に山健組は「山健組にあらずんば、山口組にあらず」と言われたほどのブランド力を誇ったが、実態は、新規加入は山健組、シノギでバッティングすれば山健組に軍配を上げる山健組出身の渡辺芳則五代目組長の依怙贔屓が目立った。こうした現状を打開するため髙山若頭は抜擢人事による山健組の衰退を図った。山健組傘下の極心連合会会長の橋本弘文、太田会(いずれも当時)の太田守正会長を「直参」へ昇格させ、その後山健組傘下の大同会を率いていた現在NO3の森尾卯太男本部長も直参に引き上げて、山健組を2000人台まで激減させた。それだけではない。2人の後藤も葬り去っている。山口組は08年10月に定例会を開催したが、当時資金力NO1だった後藤組後藤忠政組長(山口組若頭補佐)が欠席した。「週刊新潮」は前月9月に後藤組長が人気歌手らを招いてゴルフコンペを開催したと報じたのに付け込み、叔父筋に当たる後藤組長を除籍処分にした。組織のトップである自らを小僧呼ばわりする弘道会と同じ名古屋を本拠とする山健組傘下で老舗博徒団体の多三郎一家・後藤一男総長を同じ山健組傘下の組員に襲撃させ殺害させたと言われる。組織体系を乱す邪魔者は消せということか。三代目弘道会は普通なら現在の野内正博(野内組組長)若頭に引き継がれ、直参から幹部、そして若頭補佐となることがささやかれているが、こうなると弘道会支配はより一層強まる。弘道会の勢力を縮小するとすれば、間宮誠治本部長(60:河村一家総長)を直参に引き上げ、南正毅若頭補佐(本名:篠田正樹)を若頭にするのではないか。そもそも弘道会は司忍当代(本名:篠田建市)が作った組織で、南若頭補佐は甥にあたる。弘道会一極支配がこのまま続けば、国家権力は総力を挙げて弘道会潰しに走ること間違いない。その予防処置として弘道会の勢力を維持するのか、削ぐのかが要注目だ。
2025.05.06
つば九郎(の中の人)の後継問題はこれで解決、渾身の一案 (写真 つば九郎とつばみ) つば九郎の中の人が亡くなり二か月以上が経った。3月28日にNPBが開幕して以降、つば九郎の後継は現れず妹分のつばみが孤軍奮闘している。が、しかし、つばみが奮闘を続けても神宮のグランドには相変わらずの空虚感が漂う。つば九郎の活動は31年という長期間であったこととフリップ芸という唯一無二の個性を発揮するキャラクターであった。外見からするとつばみにはつば九郎と同種であることから好感を抱く。だが、つば九郎は可愛らしい外見を良い意味で裏切る邪な一面も窺わせ、その意外性とミスマッチが多くのファンを惹きつけた。つばみは軽快に走るしダンスも得意だ。愛想よく手を振る姿はいかにも子供ウケするマスコットキャラクターである。そうであってもつばみには物足りなさを感じてしまう。それだけつば九郎の持っていた存在感と個性が際立っていたということ。 3月26日にヤクルト球団は今後のつば九郎の活動についてしばらく休止することを発表しているがその期限については触れていない。それもそのはず、つば九郎の後継を見つけるのは容易ではないからだ。着ぐるみの中に入って愛想を振りまくだけではつば九郎の「中の人」は務まらない。「中の人」が亡くなったことがニュースになるくらい強烈な個性があり多くの野球ファンから愛されていた。つば九郎がつば九郎であるためにはユーモラス且つ毒気の効いたフリップ芸が欠かせない。つば九郎のやさぐれた態度や悪戯なパフォーマンスも一流のフリップ芸による憎めないキャラクターが裏打ちされていることがあってのもの。つまり、つば九郎の後継問題とはフリップ芸の後継問題ということ。スケッチブックに時事ネタを織り込んだユニークなコメントを書くパフォーマンスを誰が後継するのかが大きな壁となる。では、つば九郎の「中の人」を司るフリップ芸をできる人はどうやって見つければ良いのか。「オーディションを開催すれば良いだけ」という声が聞こえてきそうだがそれは違う。広く公開したオーディションで募って選ばれた人はあくまでも個人である。個である個人に頼りすぎると後々面倒なことに悩まされかねない。個人であると、辞めたい、給料を挙げろ、病欠、休暇など要求を受ける側と出す側のバランスが取りずらい。そこで一案。落語協会や漫才協会に相談するのはどうだろう。日曜の夕方に日本テレビが放送する「笑点」は多くの国民に愛される長寿番組である。大喜利のコーナーを文字化すれば正しくつば九郎のフリップ芸そのもののようだ。毎日が頓智生活の落語家が扮するにはぴったりではないか。つば九郎の「中の人」はタイガーマスクのように初代、二代目、三代目と落語協会などの団体が人気の加減をみながら送り込めば良いだろう。 個人ではなく団体との協業であったら継承する際のハードルが多少は下がる。ヤクルト球団につば九郎の人気と関連グッズ売り上げは貴重であったはず。ヤクルトファンのみならず野球ファンの多くが二代目つば九郎を楽しみに待っている。つば九郎の後継をあきらめるという選択肢はないということだけでもヤクルト球団が表明してくれるとあらがたいのだが。 天国で美味そうに食ってるな、つば苦労、ワッサン。
2025.05.05
中国軍、自信満々AI兵器の開発 新たなる脅威に (写真 中国人民解放軍(PLA) 中央軍事委員会のマーク Wikipediaより) 今年4月、中国の北京で人工知能(AI)搭載の人型ロボットのハーフマラソン大会が行われた。中国メーカーなどから約20体が参加し数体が完走した。要するに人型ロボット見本市だ。沿道の市民から声援を受ける様子は、まるで人間が走るハーフマラソンのようだった。車輪を使わず二足歩行ができ、遠隔操作か自律走行ができるロボットであることが出場の条件だが、レース中に何度か電池交換を行ったり、何人かが伴走し進む方向を修正したりと人が走ることと同じレベルになるには、まだほど遠い段階であることをうかがわせた。ミスを放映するという、これまでの中国の情報公開になかったことをするということは、ロボット技術の先進性にかなり自信があるのではないか。中国は将来的に兵士ロボットを軍に投入する計画だという。 日本はこれまでロボット先進国と言われ、工場内での極限作業などを行う産業ロボットは世界各国に輸出されてきた。しかし現在AI技術とロボット技術を融合させた高度な汎用ロボットの開発では中国に後れを取っている。技術だけでなく軍人ロボットの開発など日本ではありえない。一方、中国の軍事力がアメリカをも上回る動きを見せていることは今や衆知だ。米空軍のシンクタンクの報告によると、中国人民解放軍(中国軍=PLA)がステルス機探知レーダーの開発に向けて動き出したという。ステルス機とはレーダーに探知できないシステムのはずだが、これが無力化できるということだ。≪中国の大規模な防空レーダー産業基盤は、あらゆる高度と範囲における包括的な探知能力を生み出しており、その最新システムはレーダー技術の国際的最先端にあるようだ≫とシンクタンクの報告書は指摘している。さらにPLAの新しい防空レーダーは、攻撃用ドローンや低空を飛行するミサイルがもたらす脅威にも対応できるように設計され、気球や無人航空機に配備されていることが、中国航空宇宙研究院(CASI)の報告書で明らかになっている。 中国の開発の多くは、F35やF22戦闘機/爆撃機、B-2爆撃機など、これからの紛争で主要な役割を果たす米国のステルス機を探知するために設計されている。最近配備されたシステムには、移動式レーダーや「ステルス・ペネトレイティング」レーダーがあり、国中に散らばる性能の低いレーダーとネットワーク化されている。 ≪PLAは、少なくとも旅団レベルで、複数の種類と能力を持つ防空レーダー・プラットフォームをネットワーク化することができるようで、おそらく全国の防空レーダーからの情報を一つの探知ネットワークに集中し、まとめることができる≫と報告書は指摘しながらも、PLAがこれらのデータを効果的に利用できているかどうかは明らかではないとしている。地域的な軍事衝突では、防空ネットワークは初期段階での主要な標的となる。例えば、イスラエルは最近のイランへの空爆で、全国の防空網の大部分を破壊、これによってイランは攻撃を受けやすくなった。いずれにしても先進レーダーや将来的に兵士となる人型ロボットは、インド太平洋地域での米軍の活動能力を脅かすものだ。そして日本の防空網も無力化させることを忘れてはならない。
2025.05.05
母 その2 留置所 「あなたの好きなお肉を焼いておくからね まっすぐ帰って来て頂戴」 タクシーは遠いところで降りたっけ 留置所帰りの俺と母親 この二首は、前回にも掲出。意味は通りやすいと思うが、どうでしょう。 一首目は、警察に面会に来た母親の言葉をそのまま書いた。この時点では食べ物で釣ってただけだが、実際は二首目のように、警察から釈放されたら入り口で母が待っていて、すぐタクシーに載せられ、大田区から府中までロングドライブになった。 留置場とは、逮捕された時に入れられる警察の中の施設。ブタ箱なんて俗称もある。留置所は逮捕されただけで、まだ起訴されてない。起訴されると検察の管轄になって「拘置所」に収容される場合が多い(全国に8か所)。「東京拘置所」は今は小菅(足立区)にあるが、戦後は今の池袋サンシャインの場所にあった。その頃は巣鴨プリズンと呼ばれていた。同じ場所なのに刑務所の時は巣鴨で、商業施設になったら池袋となる。なんだかなぁ。 拘置所に入れられてるのは裁判中の被告なので、有罪か無罪か決まってない。裁判で有罪、そして執行猶予で保釈されない限り、「刑務所」送りとなる。下獄といい、落ちるともいう(何の原稿だかわからなくなった)。
2025.05.05
1779(安永8)年、将軍家治の嫡男・家基が16歳で突然死去したことはすでに触れた。「8代吉宗の再来」と言われた英才で、家康以来の由緒ある「家」の字をその名に冠しながら将軍の座に就けなかった、歴代唯一の跡取りである。 大河『べらぼう』の劇中では何者かが手袋に毒を仕込まれた、という筋書きだったが、公式の記録『徳川実紀』には「鷹狩に出かけ、寺で休憩中に突然発病され、急ぎ帰城した」「祈祷を頼んだが、3日後に亡くなられた」とシンプルに片付けられている。 ところが、当時の江戸城警備の大番の日誌には、「輿に乗せたが激しく吐血され、お供の者が持っていた鼻紙をすべて使い果たした」としながら一連の経緯が「いたって不適当」、つまり不可解だと記されている。また、家基が休憩した寺の住職の日誌も残っているが、それでは鷹狩を終えて帰城した折にはまだ元気で、夕方になってまた狩に出かけたことになっている。 長崎・出島のオランダ商館から江戸に赴いたフェイトという商館長は、「到着した直後に聞いた「狩の途中で落馬し、鞍が胸に落ちた。大量の出血があり、城へ連れ戻されたが間もなく死去した」というエピソードを日誌に記している。「鞍が胸に落ちた」という表現がわかりづらいが、。いずれも「突然の病気」とはかなり異なる描写である。 日誌の記述は「家治はほとんど発狂寸前に深く悲しみ、その悲しみの余り老中の一人を殴ったそうだ」「何人かの人は切腹し、住民は静寂を保ち、店を閉め、3日間の沈黙に入るようお触れが出された」と続いている。(つづく)
2025.05.05












