2025/07/27
レスリング五輪選手も輩出している名門・山梨学院大学(甲府市)レスリング部で、「大麻クッキー」を巡る衝撃的な騒動が起きた。同部の10歳代の男子部員が今年5月、大麻成分を含むとみられるクッキーを食べ、寮の2階から飛び降りて頭の骨などを折る重傷を負っていたことが判明したのだ。「リラックス効果があると思った」という男子部員3人がインターネットでクッキーを購入後、食べたこの部員が急に異常なテンションになり、飛び降りたという。現状、警察の捜査で違法成分は検出されていないようだが、人体に有害性がある可能性もあり、厚生労働省が調査に乗り出している。
■安易な購入はNG
近年、違法ではないものの、大麻の違法成分「THC(テトラヒドロカンナビノール)」と化学構造の似た成分を含む食品が次々と販売され、問題となっている。大麻クッキーのほか、「大麻グミ」もインターネット上や店頭に出回っている。
これらの食品は、有害性が確認でき次第、医薬品医療機器法上の規制対象に追加することで、所持や使用を禁止するような手立てが取られているが、規制されるとまた新たな製品が登場して規制が追いつかないという「いたちごっこ」の状態が続いているのが現状だ。
このため、警察関係者は「インターネットで怪しい商品は出回っており。製品のパッケージに書かれている成分もそのまま信用するのは危険。『リラックス』といった単語にも気を付けるべきで、安易な購入は控えるべきだ」と強調する。ネット上で誰もが安易に買えるため、消費者側の注意が不可欠となっている。
■早期の規制が必要
山梨大学関係者によると、山梨大レスリング部のケースでは、男子部員は頭の骨を折る大けがを負ったにもかかわらず、飛び降り後に再び2階に戻って飛び降りるしぐさをみせるなど異常行動を取っていたという。
部員が食べた「大麻クッキー」には、人体に悪影響をもたらす成分が入っていた可能性も高く、本来は警察や厚労省が詳細な商品名も公表し、注意喚起すべきレベルだ。
今後、厚労省の調査で悪影響や有害性が確認されれば、国は規制に乗り出すとみられるが、規制対象となるまでにまた同様の事故が起きないよう、早期の対応が求められる。
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