社会•事件 世田谷韓国籍女性殺害事件における警察発表への違和感
世田谷韓国籍女性殺害事件における警察発表への違和感
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2025/09/08

世田谷区野沢の路上で起きた韓国人女性の殺害事件を報道するマスコミの報道は、判で押したように警察が被害女性を守るために、必要な対応をしたという論調に終始した。

報道では、逮捕されたパク容疑者は、8月23日に韓国から来日。被害女性宅に滞在するが、29日に女性が都内の交番を訪れ、「パク容疑者に別れ話をしたら暴力を振るわれた」と相談。警視庁は女性を知人宅へ避難させ、パク容疑者に女性に近づかないよう指導して上申書を書かせた。パク容疑者が「大阪へ行く」と言ったため、東京駅まで送ったが、翌30日朝もパク容疑者が女性の自宅付近をうろつき、警備員が110番通報。警視庁は、帰国させるために捜査員が空港まで付き添い、パク容疑者が保安検査場を通過するのを確認したが、そこから引き返したパク容疑者が、9月1日に女性の仕事場の路上で待ち伏せて犯行に及んだという。

通常警察は、男女間のトラブルにここまでの対応はしない。29日に相談する前にも、容疑者が来日して問題を起こしていたか、被害女性がよほど重要人物でない限り、これほど親身に世話することはない。   

8月半ばの深夜に犯行現場となった写真スタジオ前に、10台前後の消防車や救急車が集まっていたという住民の目撃証言があるので、容疑者は以前にも来日していた可能性がある。

筆者が長野県在住の女性から相談を受けたケースは、ストーカーである会社経営者の男性から、性暴行、近所へのビラまき、窃盗、盗撮等をされ、何度も警察に相談をして、告訴状も提出したが逮捕されずにいる。相手の男は、上申書の提出後も、女性の知人宅を訪ねるなどしていた。

川崎市ストーカー殺人事件の神奈川県警の対応を「不適切」とした検証結果が出て、警察が批判されている最中に起きた世田谷の事件における警視庁発表の“完璧”ぶりに違和感があるのだ。

 

犯行現場となった写真スタジオ前

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