2025/07/10
硬式野球リーグのDH制(指名打者制度、投手の打順に打撃だけをする別個の打者を置くルール)は、MLBのアメリカン・リーグで半世紀前の1973年から導入された。大谷翔平の出現でナショナル・リーグも導入したことで、DHはもはや野球の世界標準、未導入はセ・リーグと頑なな“保守”高校野球だけだ。
すでに全日本大学野球連盟加盟の27連盟のうち25連盟がDH制を採用し、伝統の東京六大学と関西学生野球も26年からの導入を決定した。社会人野球の社会人野球日本選手権大会、全日本クラブ野球選手権大会、都市対抗野球大会の3大大会でもDH制を導入している。
DH制は「投手は絶対に打席に立ってはいけない」というルールではない。大谷のように二刀流の選手は投手として打線に名を連ねてもいい。むしろDH制は選手起用をより柔軟にするルールだ。
今年のセ・パ交流戦は、20回目の開催がすでに終了した。過去の優勝は、パ・リーグが14度、セ・リーグが5度。年度別の勝ち越しは、パ・リーグが16度で、セ・リーグが3度とパ・リーグが圧倒してきた。
今シーズンの交流戦は、パ6球団が上位6位を占め(広島が6位タイ)セ・リーグ球団が下位とハッキリ分かれた。
交流戦において、なぜパ・リーグがセ・リーグを圧倒するのか。はっきりしているのはDHによる戦力差だ。
「DHがある試合では、パ・リーグは普段通りの試合ができる。一方セ・リーグは、スタメンで出ていない控え野手を起用せざるを得ない。一方でDH制がなく、投手が打席に立つ試合でも、パ・リーグの場合、投手を除いたベストの8人。9分の8のレギュラーが出てくる。どちらのルールでもDH制をしいているパ・リーグが有利になるのです」(スポーツ紙記者)
大谷選手はDH制のあるパ・リーグで育ち、DH制のあるア・リーグで頭角を現した。DH制採用に優柔不断なセ・リーグには大谷は現れない。
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