2025/10/13
10 月 9 日の朝日新聞に興味深い記事が載っていた。「警察から Luup 違反情報共有 来月 7 日開始 利用停止など対応へ」という記事だ(執筆者:板倉大地記者)。
Luup とは、近ごろ街中でよく見かける、白地に⻘緑色の塗装が爽やかなレンタル式電動キックボードである。
はて、「警察と Luup が違反情報を共有」するとはどういうことかと思い記事を読むと、警察が Luup 利用者の交通違反を取り締まった場合、「違反の日時・場所・種別、利用車両のナンバー」という 4 つの情報が警察から Luup に提供され、Luup 側は交通違反を点数化して、一定の基準に達した利用者のアカウントを停止するということらしい。
しかも、これまでは警察が利用者の同意を得られた場合に限って情報を Luup 側に提供していたが、これからはアプリ上で事前に同意していた利用者だけがサービルを利用できる仕組みになるとのこと。

Luup と警察の交通違反情報共有を伝える新聞記事
出典:朝日新聞 2025 年 10 月 9 日朝刊 27 頁
つまり、スマホでアプリをインストールすると、「利用規約に同意しますか」
というチェックボタンを押すことがよくあるが(押さないと、アプリが使えない)、今回も、Luup アプリを使う際に利用規約への同意が求められ、その利用規約の中に「交通違反情報の提供についての同意条項」が追加されるということのようである。
そう思って Luup アプリを見ると、「11 月 5 日の利用規約改定のお知らせ」というところに該当する説明があった。

Luup 利用規約改定のお知らせ
出典:Luup 公式アプリ(iOS 版)より
「行政機関等から当社が必要と判断する個人情報その他の情報の提供を受けることについて、登録希望者が同意するものとします」という内容だ。
あれ、「当社が判断する個人情報その他の情報」とは。「違反の日時・場所・種別、利用車両のナンバー」という 4 つの情報だけではなかったのか(続く)。
(北島純・社会構想大学院大学教授)
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