2025/06/16
「令和の米騒動」で儲けたのは誰か。小泉進次郎が6月5日の衆院農水委員会で述べたところによれば、コメ卸売りの大手がその1人だろう。いわく「売上高は対前年比120%を超え、営業利益は500%ぐらいです」というのだから。
この「500%発言」が波紋を呼んだ。「社名は言いませんが」との前置きがあったものの、コメ卸大手の「木徳神糧」を名指ししたのも同然で、以前からマーケットでは株価が高騰して、1人「おいしい思い」をしているとして、あたかも「転売ヤー」かのごとくSNSではやっかみの声が飛び交っていたからだ。
そこで木徳も黙って看過はしておれず、11日に社長名で声明を発表。「取引価格の不当な操作は行っていない」と、自ら手を上げた。同社には進次郎発言の後、抗議が殺到していたからだ。
もっとも進次郎が〝名指し〟しないまでも、コメ卸大手の好業績は数字の上から明らかなので、NHKは6日に木徳と「ヤマタネ」の大手2社がそれぞれ、直近の決算で営業利益4.8倍と3。6倍と社名を明かしていたのだが。
いわば進次郎効果というものなのだろう。進次郎が〝コメ担当大臣〟に就任した5月22日以後、堂島のコメ先物相場は5月27日の3万1658円(60キロ、5日平均)を天井に、12日現在で2万6564円まで下落、現物もそれなりに下がるだろう。
名前が似ているだけでも株価上昇
また「風が吹けば桶屋が儲かる」といった株式市場では、何か良い材料があれば、名前の連想だけから無関係な株価が上がるものだが、進次郎のコメ担当大臣の起用が伝えられた21日には、横須賀の地元の百貨店の「さいか屋」の株価や勤怠管理システムの「勤次郎」の株価が瞬間的に急騰。
どれもこれもやはり「小泉劇場」で、「セクシー・ビーム」の効果は大きいのだった。
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