2025/09/01
古都鎌倉で4期16年の長期政権にある松尾崇市長は、8月27日に非
公式会見を開き、10月26日の市長選挙に立候補して5選目を目指す
、と表明した。
会見が非公式だったのは、統一教会の関係団体が開催したイベン
トに松尾市長が参加していた、とSNSに投稿され、地元紙の神奈川
新聞が掲載。また巨額の費用を要する市庁舎移転計画に市民の理解
が得られず、市政が混乱していた為のようだ。
統一教会の地方自治体への工作は、東京都町田市や埼玉県所沢市
でも報告されており、鎌倉市に限ったことではないが、統一教会の
機関紙と目される世界日報社長と、松尾市長が笑顔で握手した写真
は、鎌倉市民に衝撃を与えた。
2ヶ月以上前のイベント参加が、今になって暴露されたことから
、市長支持派の間では市長が嵌められた、とする声もあがっている
。
確かに狙われる理由はあった。松尾市長は、無所属で市長選挙に初
出馬した際、利権政治の打破を訴え、若く清廉なイメージをアピー
ルし、反自民の票を集めて当選した。ところが、当選後に市庁舎移
転計画をはじめ、複数の再開発計画を自民・公明市議の支持で立案
。反自民の市民からは、裏切り者と見られた。一方、自民党の支持
率が下落すると、4月の市議会議員選挙前に国民民主党の候補者と会
見、記念撮影をするなど、野党にも秋波を送っていた。
統一教会と関係が深い市議との間に政策協定を結んでいると、市議会
で追及されたこともある松尾市長の5選の鍵を握るのが、自民党神奈川
県連4区支部長の永田まりな県議とされる。彼女は、松尾市政の下で、鎌
倉市議に当選すると、県議に鞍替え、次の衆議院選挙に立候補すると見
られ、松尾市長とは、これまでは盟友の間柄とされてきた。
鎌倉市では、自治体首長が指定する介護保険指定事業者に投資詐
欺グループの関係者が指定された疑惑も浮上。松尾崇市長の5選へ
の道は険しいものとなりつつある。

チョン・ヒテク世界日報社長(当時)と握手する松尾崇鎌倉市長

自民党神奈川4区支部長の永田まりな県議と松尾崇市長
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