2024/12/01
ポスティング制度のデメリットの改善が必須
千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希がポスティングで海を渡ることが決まった。まだ23歳という若さだ。原則である海外FA権の取得には145日以上一軍登録され9シーズン以上を必要とする。この条件をクリアすれば国内移籍も海外移籍の本人の獲得した権利であるから自由だ。しかし、佐々木朗希のケースは違う。まだ4シーズンしかNPBでの経験はなく、シーズンを通じて活躍した年はない。調整や故障などによってファームで過ごすことも多い。規定投球回数に達したことは無く個人タイトルもない。一方、一軍で完全試合を達成するなどずば抜けた能力を持っていることも確か。佐々木朗希の能力とポテンシャルは球界全体が認めているところである。それだけにこれまでの4シーズンの成績は物足りなさを感じざるを得ない。そのせいか佐々木朗希のポスティングを歓迎する国民的風潮は見られない。どちらかというとわがままを通すダーティーなイメージがついたように感じる。
今やMLBの押しも押されもせぬスーパースターである大谷翔平も23歳でMLBに移籍している。大谷翔平が北海道日本ハムファイターズに在籍したのは5シーズン。佐々木朗希より1シーズン長い。近代野球では前代未聞の二刀流に挑戦する大谷翔平に国民の期待が集まった。最終年の2017年シーズンは怪我に泣かされたが、2016年までに投手としては3年連続2桁勝利、野手として2016年には打率322、本塁打22本という記録を残している。2016年は大谷翔平の活躍もあり日本ハムがパリーグを制し、広島を破り日本一に輝いている。大谷翔平の活躍は日本のプロ野球ファンに好感され、ファンの期待に背中を押される形で海を渡った。多くの日本人がMLBで大谷翔平が二刀流で大活躍する姿を夢に見た。MLBの協約で海外選手獲得時に25歳以下の場合はマイナー契約しか結べない。それによって契約金や年俸総額が制限される。大谷翔平はポスティング制度を使ってエンゼルスと契約し、日本ハムは譲渡金の上限である約22億円を得ることとなった。松坂大輔とダルビッシュが共に譲渡金約76億円だったことを踏まえると日本ハムが大谷翔平のポスティングで得た譲渡金は多いとは言えない。日本ハムは世界でオンリーワンの選手になるようにと送り出したのだが、大谷翔平はその期待以上のMLBの歴史を塗り替える活躍を見せている。日本ハムの英断は大谷翔平に最高の野球人生を得る機会を提供し、日米の球界の発展に寄与したことは間違いない。
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