社会•事件 追跡スクープ! 検事総長の畝本直美氏は自民党の守護神なのか① 現役国会議員秘書 世良 直
追跡スクープ! 検事総長の畝本直美氏は自民党の守護神なのか① 現役国会議員秘書 世良 直
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2025/04/13

正義をとるのか、出世をとるのか、褒賞をとるのか

(写真 畝本直美検事総長 検察庁HPより)

 昨年、女性初の検事総長として畝本直美氏が就任している。検察のトップ人事であるから重要人事にあたる。畝本直美氏は千葉県出身で、中央大学法学部を卒業し、1988年に検事任官する。その後、東京、名古屋両地検検事や司法研修所教官、東京地検総務部長、高知地検検事正、法務省保護局長、最高検公判部長、広島高検検事長を経て東京高検検事長を歴任してきた。これまでは法務省刑事局長や法務事務次官、東京地検検事正を経ることが通例となっていたことから畝本直美氏の就任は異例の抜擢と言える。

 日刊ゲンダイが報じるところによると、任命の背景には同年代で次期候補の辻裕教元仙台高検検事長が、「定年延長」を巡る対応で事実上失脚したことから畝本直美氏に白羽の矢が立ったとされる。同紙は更に踏み込んで、自民党の裏金事件が発覚した際に畝本直美氏が東京高検検事長という検察ナンバー2の地位にありつつも、16人の国会議員や元議員を不起訴処分とし、立件されたのは議員3名とその秘書に留めたことが与党自民党にとって都合の良い判断であり、その褒賞人事なのではないかと思わせる記事を書いている。裏金を受け取ったとされる議員側では、二階派と清和政策研究会(安倍派)の議員を嫌疑不十分とした。派閥側や議員側の会計責任者、事務担当者らを悪質性が低いとして起訴を見送る起訴猶予とした。自民党裏金事件の金額の多寡、招いた政治的混乱、国民の不信感など悪影響の重大性から慮ると検察の判断は世間の予想を覆す甘さであったことは間違いない。(つづく)

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