現在日本の大雪は日本海寒帯気団収束帯が原因
社会•事件
2025/02/12
地球温暖化なのに〝記録的大雪〟って、なぜ?
地球が温暖化すると雪は降らなくなる。そう考えるのが普通の思考だ。ところが現在の日本は、今シーズン一番の寒波の到来で、北日本から西日本の広い範囲で記録的大雪となっている。
「日本の気候変動2020」(20年12月 文部科学省 気象庁)によると、東日本の日本海側は、年間の最深積雪が20世紀末の2割程度になり、西日本における元々雪が少ない地域では、将来まったく雪が降らない年も出てくると予想している。
その一方で逆に雪の量が増える地域もある。真冬の北海道の雪の降る量は、現在よりも増えると予測されている。
積雪は合掌造りで有名な岐阜県白川村で2㍍60㌢、群馬県みなかみ町藤原で2㍍48㌢、青森市では1月5日に139㌢の積雪を記録している。
この大雪の原因としてJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)という言葉を耳にするようになった。これは、大陸の強い寒気が南下し、いったん中朝国境の長白山脈(最高峰は白頭山)にぶつかって東西に分かれるが、それが日本海を南下して収束し雪雲を発達させるという流れである。
もう一つの原因と考えられるのが、日本海の海水温の上昇である。大陸の乾燥した寒気が日本海上空で水蒸気を吸収するのである。青森県の大雪を検証すると、沿岸の日本海の海水温は平年より約3度も高い。水分を多く含んだ分、雪質も重くなるので厄介だ。
大雪の原因が地球温暖化というのは一見矛盾するようだが、気候変動の悪影響は、すでに農・水産業や観光に大きな影響が出ている。
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