2025/04/09
熊本県信用保証協会が仕掛けた空恐ろしい『爆弾ゲーム』
(写真 熊本県信用保証協会会長 田嶋徹氏(元熊本県副知事))
CN社がこの建物を買い受けることにしたのは、この建物を使ってマリーゴールド社に結婚式場を運営させ、同社からの賃料収入を見込んだからである。
一方、この物件における土地の方でも聞き捨てならない問題が起きているのだ。
土地の方は、建物を所有していた前出K氏ではなく熊本市内在住のM氏という人物の個人所有だった。M氏は当時、熊本信用金庫に相当額の債務を負っていた。それは同氏の事業に絡むもので本件とは関係がない。ここではM氏が熊本信金より多額の借り入れをしていた、そしてその債務返済が大いに遅滞していた、という事実を確認するだけで十分である。要するに、建物土地共に当時の所有者は債務返済に天手古舞だったということである。
建物の方は前述のようにCN社が熊本県信用保証協会からの巧妙な勧誘によって買い受けをすることで落着するかに見えた。K氏に対して債権を有していた同信用保証協会はCN社による建物買い受けでK氏に対する債権回収を図ったわけだ。これは一言で言うならば爆弾ゲームそのもので、いつ破裂(※この場合はK氏の破綻)するかわからない爆弾を同保証協会がCK社に投げてよこしたということだ。実情を詳しく聞かされていないCK社にしてみたら信用のおける保証協会からの話なので毫も疑わずに爆弾を受けとってしまったということになる。『公的機関の信用保証協会が騙すはずはない』というCN社の思い込みを同保証協会は巧みに利用した。まあ、保証協会を疑う者はそうそういないだろうが。
まんまとCN社に爆弾を押し付け、しかも建物をめぐって債権回収まで果たしたのだからこの取引が成就すれば保証協会としては上々の仕上げとなったに違いない。(つづく)
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