2025/05/20
ああ、中日ドラゴンズ、まさかまさかの歴代「弱小球団」になってしまったか(涙)
(写真 高橋ユニオンズのユニフォーム タマリスポーツHPより)
プロ野球ファンの間でよく話題に上るのは「史上最弱のチームはどこか?」だ。1936年のプロ野球創設以来から見ると、創設年の「大東京軍」は0勝13敗1分で1勝もできなかった。とはいえ当時は2シーズン制で試合数が少なかったから参考にはならない。1シーズン制になってからの最低勝率は、1958年の「近鉄パールス」で、130試合29勝97敗4分、率.238だった。しかし野球史研究家の間で「史上最弱ではないか」と言われているのが、1954年から56年までの3年間パ・リーグに存在した「高橋ユニオンズ」だ。
その戦績は以下の通りだ(カッコ内は監督)
1954年:140試53勝84敗3分 率.387 6位(浜崎真二)
1955年:141試42勝98敗1分 率.300 8位(浜崎真二→笠原和夫)
1956年:154試52勝98敗4分 率.351 8位(笠原和夫)
そもそも「高橋」とは人名だ。高橋龍太郎(1875~1967年)というオーナーがポケットマネーで運営した。高橋はビール王とも言われる財界人である。プロ野球にもいろいろな運営形態があるが「個人運営」の球団は「高橋」だけだ。1957年、高橋ユニオンズは、形式上は大映スターズと合併し、大映ユニオンズとなったが、翌1958年には毎日オリオンズと合併して毎日大映オリオンズ(略称:大毎オリオンズ)となる。大毎オリオンズのオーナーは、映画王、永田ラッパで有名な永田雅一だったが、本業の映画会社大映が経営難となり、ロッテに譲渡されロッテオリオンズとなる。今の千葉ロッテマリーンズだ。つまり高橋ユニオンズは、千葉ロッテの「傍系の先祖」の一つということになる。
高橋の3割台の勝率に並ぶのが、横浜ベイスターズだ(カッコ内は監督)
2010年:144試48勝95敗 率.336 6位(尾花高夫)
2011年:144試47勝86敗 率.353 6位(尾花高夫)
2012年:144試46勝85敗 率.351 6位(中畑清)
これがいわゆる「横浜ベイ暗黒時代」だ。
対する中日ドラゴンズの戦績は以下の通りだ
2022年:143試66勝75敗 率.468 6位(立浪和義)
2023年:143試56勝82敗 率.406 6位(立浪和義)
2024年:143試60勝75敗 率.444 6位(立浪和義)
高橋や横浜よりは勝率はマシだが、ベイスターズは昨年日本一になった。中日の場合03年(山田久志監督)から常勝・落合博満監督時代(04年~11年)を挟んで12年(高木守道監督)までAクラスの常連だった。が、一転13年からクライマックスシリーズのなかった20年(3位:与田剛監督)を除いて24年までオールBクラス。そして立浪政権時代の3年連続最下位は、球団記録となった。5月11日時点のチーム打撃成績は打率210で12球団中11位、本塁打11本は横浜と並び最下位、平均得点は2.03とこれも最下位だ。投手は0点に抑えても引き分け、1点に抑えても1-0で負ける。11日まで48イニング適時打なしだ。守護神マルチネス投手は「優勝したい」と昨年巨人に移籍。地元出身の福谷浩司(慶応大出身)は、球団にビジョンは?と問い質したところ「明確な答えがなかった」ことに呆れ、昨年FA権を行使し日ハムに移籍した。井上一樹新監督になった今季も、長年の悩みの種となっている得点力不足に喘いでいる。
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