2025/04/05
ああ、お前もか、ウソ、偽善、欺瞞、何でもあり。エコ、環境を声高に言う者の〝正体〟や如何に
(写真 マクドナルドの紙ストロー)
「エコ」「環境問題」にはウソ、大げさが多い。地球温暖化の象徴は「自分より少し大きな氷片に乗って流されるホッキョクグマ」だが、これは真っ赤なウソ写真だ。トランプ大統領が紙ストロー使用を廃止する大統領令を出して話題になった。これを「理解に苦しむ環境破壊」と切って捨てることは簡単だが「脱プラ・脱炭素が抱える矛盾」を炙り出したといえる。紙ストロー使用の象徴が、鼻にプラスチックのストローが刺さったウミガメの写真だ。近年、海洋プラスチックごみの問題が地球規模で深刻化している。なかでも5㍉以下の微細なマイクロプラスチックは、海流に乗って世界中の海に拡散し、海洋生物のみならず、人体にも悪影響をもたらすことが懸念されている。プラスチックごみだけではない。化粧品なども超微細なマイクロプラスチックとなって下水から海に流れ込み、海洋生物の胃から我々の血管内まで侵入する。トランプ氏の「紙ストロー廃止」を「それは違う」というほど事は単純ではない。脱プラにも表と裏がある。ストローやレジ袋について脱プラスチックを目指すのはいいが、小売流通業界が、脱炭素で排出量を50%削減するのであればレジ袋有料化より、精肉や鮮魚のトレイや総菜弁当の容器など過剰な包装の廃止による脱プラを進めていかなければ目標に届かない。こっちが本筋であることは誰もが分かっているが、誰も言わないし廃止に動かない。
悪だくみはこれに留まらない。比較的高価な商品に多い過剰包装は、インフレ経済下ではステルス値上げに役立っている。中にトレイを敷き、商品を1つずつ包む。だから中身だけを吟味すると半分くらいになってしまう。つまりステルス値上げを優先したい企業としては、脱プラは後回しというわけだ。政府もレジ袋有料運動以降は、過剰包装問題には言及していない。シンボリックにレジ袋やストローのように目立つところで、マイバッグ化や紙ストロー化を推進して産業界はSDGsのやったふりをしているのだ。現在、紙ストローには消費者から使いにくいという声が上がって、以後課題解決のためにバイオマスストローへの転換が提唱されているものの紙ストローがバイオマスストローへ置き換わったところで脱炭素はほとんど進まない。問題点を絞ると日本だけでなく世界中で「情報がおかしいこと」だ。例えば、太陽光発電は自然にいいという情報があれば、太陽光パネルが阿蘇山の景観や環境を破壊しているという情報もある。EV化を進めるべきだという情報でもEV化は欧州の自動車会社の陰謀で、その野望はすでに破たんしているという情報も流れる。脱炭素に関しては、グローバルな石油業界では何十年も昔からロビイストが暗躍し、怪情報が飛び交う世界であることは少なからず常識となっている。例えば、AI推進により日本だけでなく全世界でデータセンターの建設が進んでおり、予測では2040年頃には電力需要は現在の何倍にも跳ね上がると予測される。そこでは脱炭素と逆行する電力需要大幅増が、気候変動を憂うる人たちを逆上させる。同じように2020年10月に菅義偉首相(当時)が「2050年カーボン実質ゼロ宣言」を提唱し、これを受けて、日本の産業界は、30年代にもガソリン&ディーゼル車の販売を禁止する方針を決めたことで、燃料電池車など「水素社会」に注目が集まっている。しかしひと口に水素といっても「環境に良い水素」と「悪い水素」がある。悪い水素の場合大量の電力が要る。良い水素だけでは需要は賄いきれない。問題解決に至るにはあまりにも多くの困難が横たわっている。
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