社会•事件 中国、国を挙げてのEV自動車戦略で日本車を駆逐
中国、国を挙げてのEV自動車戦略で日本車を駆逐
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2025/09/23

EV(電気自動車)では、どうあがいても中国に勝てない。中国政府は2009年からEV優遇政策を進めてきた。圧倒的な燃費性能を誇る日本車や、運転の醍醐味をエンジニアリングで極限まで突き詰めたドイツ車に勝つためにはEVしかなかったからだ。

プレーヤーも淘汰された。10年代には数百社がEV市場に参入したが、現在はBYDのような大手が誕生し、安価で高品質のEVが量産され始めている。

さらに、新型コロナ危機で、外国勢が後退する中、中国勢は一気にシェアを拡大して、現在では中国市場の6割以上を占めるまでになっている。現在日本車メーカーは、中国市場において大きくシェアを失った。

こうした事態が到来した背景には、中国政府の強力な後押しがある。

「全体主義国家として学者が国家権力の中枢にいて、国から優先順位を付けて商売をやらせてくれるという仕組みが中国ではできている。自由主義は勝てない」(経済アナリスト)

BYDはわずか5年前には、年間販売台数42万台の弱小プレーヤーに過ぎなかったが、24年には、その10倍の420万台を売り上げ、世界第7位の自動車メーカーに浮上した。

さらに驚くべきは、同社がスマホも手掛けていることだ。シャオミのスマートフォンはBYDが受託生産しており、その製造シェアは20%前後と急伸中。ファーウェイ製に至っては約35%とトップの座にある。

BYDには、10万人のR&D(研究開発)人材が在籍し、そのうちソフトウェア人材が1万人を占めている。これはトヨタの約2倍の規模だ。彼らが圧倒的なスピードでバッテリー性能を向上させ、コスト競争力を高めてきた。さらにモノレールや電池なども製造する。

 この新時代の巨人が、25年4月に日本への軽自動車投入を正式に表明し、26年後半に投入予定だという。どうする日本の自動車メーカー。

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