2025/03/02
10年で売り上げ7倍! すごいぞ、ロピア カトパンの嫁ぎ先で話題をさらった流通業界の風雲児
イトーヨーカ堂の北海道、東北の撤退店舗の大半を手中に収めたことで大きなニュースとなった新興ディスカウントスーパーのロピア(運営元:OIC=オイシー、未上場)。強みはテレビ露出が多いことや店舗平均の売り上げが、約40億円という圧倒的集客力(業界平均は14億~15億円)などで、その売上高はこの10年で7倍超に拡大し、海外出店も果たして台湾に5店舗を構えるまでに成長した。
快進撃を支えるのは巧みなM&Aだ。10年弱で20社を傘下にし、OICグループには33社が参画している(2025年2月)。24年には有名パティシエ・鎧塚俊彦の洋菓子店「トシ・ヨロイヅカ」の運営企業を買収したことでも話題になった。
ロピアの集客力を支えているのは、値段の「安さ」もあるが、肉を中心とした生鮮売り場のコスパである。そのためロピアの業態をデスティネーション・ストア(他店を飛び越えて来客する店)と呼ぶ。
2021年6月、「カトパンは“令和の激安王”年商2000億円2代目社長に嫁いだ」。スポーツ新聞や女性週刊誌などにこのような大見出しが躍った。
当時「カトパン」の愛称で呼ばれていたのは、元フジテレビの超人気女子アナの加藤綾子(当時36)。「カトパン」を射止めたのは高木勇輔(1982年生まれ)。慶応義塾大学経済学部を卒業後、三菱食品での武者修行を経て、父親が藤沢市で創業した食肉専門店「ユータカラヤ」に2006年に入社、13年に2代目社長に就任した。ロピアに社名変更したのは11年のことだ。
「カトパン」と結婚した21年2月期には2068億円だった売り上げは 24年同期には4126億円。結婚後、僅か3年で倍増した。カトパンはまさに「アゲ〇〇」。
ロピアは、各売り場のチーフが「個人商店主」として大きな権限を持って仕入れている。その結果、常に変化する売り場が再来店につながるという好循環につながっている。マニュアルに従って売り場作りをする一般的なチェーンストアとは異なる「売り場の鮮度」+安さが、また来たいという気持ちにさせるというデスティネーション・ストアを実現しているというわけだ。
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