2025/04/12
くれぐれも気を付けてね(笑) これからは認められなくなる「けつあな確定」
(写真 東京国税局)
巨人の坂本勇人内野手が東京国税局の税務調査を受け、申告漏れを指摘された。各種報道によれば、同僚の選手との料亭やクラブでの飲食代(一部自主トレ時)などを必要経費に含めて計上。年俸などの収入から差し引いて、所得税の確定申告を行っていたものの東京国税局は、経費とは認められないと判断し、22年までの3年間で約2億4000万円の申告漏れを指摘したという内容だ。ただ国税局は、意図的な税逃れではなく悪質ではないとして重加算税は課さず、過少申告加算税を含めておよそ1億円を追徴課税したという。この件に関して坂本選手が所属する読売巨人軍は「従来認められていた自主トレなどの費用も含め否認されましたが、税務署の指示に従って申告し納税しました。いわゆる脱税にあたる悪質な申告漏れまたは所得隠しには当たりません」とコメントしている。
坂本選手といえば、グラウンド外でのスキャンダルで世間を騒がせることも多く、22年には知人女性と“中絶トラブル”が起きたと報じられたことがある。その際に一部メディアにこの女性とのLINEのやり取りが暴露された。その文言が「けつあな確定」という言葉だったため、これがいわゆる坂本選手の“茶化され言葉”になった。それだけに今回の件を巡ってネット上では「けつあな確定申告漏れ」というワードが、早々にトレンド入りした。
プロ野球界の“申告漏れ”といえば、1997年、名古屋市内の経営コンサルタントが、プロ野球選手やコーチに所得税の一部を免れるように指南していた疑いが浮上し、名古屋国税局が強制捜査を行った一件が有名である。複数の中日ドラゴンズなどの選手やコーチらがコンサルの手引きのもと、偽領収書での架空経費計上や架空の顧問料支払いなどの手口で所得隠しをしていたことが発覚。その行為の悪質ぶりから多くの選手やコーチに執行猶予付きながらも有罪判決が下り、またコミッショナーからも多額の制裁金を科されたという、いわゆる「プロ野球脱税事件」である。そしてまたプロ野球を統括する日本野球機構も08年に審判員や記録員のペナントレースへの派遣を巡って、その人件費が経費と認められず、4年間で7億数千万円の申告漏れを指摘されたこともあった。プロ野球界に限らず、広く芸能界には必要経費を巡って税務当局との認識の違いはよくある話なのだ。
今回の坂本選手の場合「自主トレ」の費用が、従来経費として認められていたのが今回認められなかったようで、同情する向きもある。今年1月に報じられた記事によれば、坂本選手は今シーズン、沖縄・那覇市内でチームの後輩選手なども含めた総勢6人で合同自主トレを実施した。これまでのプロ野球界の慣例として自主トレ期間中にかかる宿泊費や食費などは、高給取りのベテラン選手がすべて負担するケースが多い。坂本選手はこうした費用を経費として計上したようだが、それが認められなかった。「自主トレはどう考えても必要経費では?」との意見が多くあがっている。
後輩を連れて自主ト実施はシーズンオフには数多くの記事が出る。つまり他球団の多くの有名選手も行っているわけで、今回の件は「これからは認めない」という当局からの「一罰百戒」ではないか、との声も聞かれる。
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