連載•小説 没後20年、戦争を危惧した後藤田正晴いまありせば 元官房長官秘書官 平沢勝栄が語る 第8回
没後20年、戦争を危惧した後藤田正晴いまありせば 元官房長官秘書官 平沢勝栄が語る 第8回
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2025/06/19

戦争を防ぐ後藤田さんの業績

香村 後藤田さんの業績はどういうことがあげられますか?

平沢 戦争を防いできたこと。戦争をしないために、中国などとの関係改善に努めてきた。これにはいろいろ見方はあるでしょうけど、戦争は絶対にさせてはいけないという考え方を海外のリーダーにまで染み通らせたということは大きな業績です。あとは役人の皆さん対しては、お国のために仕事をするということはどういうことかを教え込んだ。そういうことじゃないですかね。

香村 後継者としては、河野洋平とか、細川護熙とか、さきがけの武村正義とかを非常に期待したというようなことも伝えられていますけど。

平沢 この人と決めた人はいなかったんじゃない。

香村 ただ後藤田さんが期待をかけた政治家というのは、やっぱりいたんでしょうね。

平沢 そうですね、その後藤田さんの碑が徳島にできたんですよ。後藤田さんの生まれた村のすぐ近くに。後藤田さんを偲ぶ公園ができた。ご遺族の意向も受けて作られた屋外の公園は、後藤田記念公園みたいで、そこに後藤田さんと奥さんの大きい写真が四六時中展示してあります。その時(開園式)に私も行ってびっくりしたんですけど、私なんか20番目、30番目くらいの序列で挨拶か紹介はあるのかなと思ったら、私が代表挨拶でした。

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