椎野礼仁(しいのれいにん)の『TANKA de 爺さん』 第1回
連載•小説
2025/03/31
SNS上で短歌が若い人に人気とか。
なら、こちとら、3/4世紀を生きた後期高齢爺さんだが、俺のも読んでくれ! と叫んでいたら、斎藤編集長の耳にとまって、ページを頂けることになった。毎週、月曜日に更新の予定。週初めから爺さんの短歌、あんまりぞっとしないかもなぁ、と思いながら――
耳を付ける
「右耳の捕捉率は50%」これじゃあ機器にたよるしかないな
タの音とサの音が同じに聞こえちゃうタヌキうどんか讃岐うどんか
文明の利器の不都合 すべての音が耳を襲って轟音となる
ドアが閉まる食器が触れ合う物が落ちる全てに音を恐怖する暮らし
風の音はどこで生れしか補聴器を拷問の具にして我を圧する
こんなにも世界は風に満ちてたか水は蛇口をほとばしるのか
(補聴器の歌はもう少しあるので、来週、また読んでくださいませ)
※さて、皆様、どの句がお気に召しましたかな。次回をお楽しみに!短歌の投稿も募集しております。(編集長より)
(写真 眼鏡市場HPより)
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