2025/09/18
全国の100歳以上の高齢者が9万9763人(9月1日現在)に上ることが、厚生労
働省の集計でわかった。前年比で4644増加、55年連続で過去最多を更新した。世界
屈指の長寿国の日本において、高齢者たちが介護などを必要とせず生き生きと暮らす「健
康寿命」が重視されていることが背景にあり、国や自治体もさらなる支援策の強化が求め
られる。
■女性が9割 10万人目前
医療技術の進歩や健康意識の高まりによって長寿化が進んでおり、100歳以上の高齢
者は1998年に初めて1万人を突破。2012年に5万人を超えた後も増え続けている
。今年度中に100歳になる見込みの人は5万人以上いるため、来年には100歳以上の
高齢者が初めて10万人を上回る見通しだ。
100歳以上で特に多いのは女性で、8万7784人とほぼ9割を占め、男性は1万
1979人。女性の彭が、若い時から美容や健康に対する意識が高いことが背景にあると
みられる。
人口10万人あたりの100歳以上の人数は、全国平均で80・58人。都道府県別では島根
県(168・69人)が13年連続で最多となり、高知県(157・16人)、鳥取県
(144・63人)と続いた。最小だったのは、36年連続の埼玉県(48・50人)で、愛知県
(53・00人)、大阪府(55・44人)の順だった。
■人生100年時代
「人生100年時代」と言われる中、平均寿命だけではなく健康寿命が延びていけば、
医療や介護に要する期間は短くてすみ、社会保障費の抑制にもつながるため、「一石二鳥
」の効果がある。
65歳以上の高齢者も、総務省統計によると3619万人にも上り、全人口に占める割
合は過去最高の29・4%に達した。高齢の単身世帯も増えており、65歳以上の単身世
帯は、2025年の815万世帯から2050年には1083万世帯まで増加するとの推
計もある。
高齢者も含めた誰もが生き生きと暮らせるよう、地域共生社会の促進も不可欠だ。国や
自治体が官民連携となり、健康寿命のさらなる延伸に向けた取り組みを推進する必要があ
るだろう。
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