政治•経済 米・トランプ政権による日本にとってどうでもよい2つの話
米・トランプ政権による日本にとってどうでもよい2つの話
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2025/02/12

最低貨幣の鋳造と中国製品への高関税

 ドナルド・トランプ大統領は米国の1ペニー(1円50銭)コインの鋳造は赤字だから新たな鋳造をやめるよう財務長官に指示した。

オーストラリアは1992年に1㌣、2㌣硬貨の流通を中止し、カナダは2012年に1㌣硬貨の生産を中止している。

 ペニコイン廃止についてトランプ曰く、≪米国は長い間、2㌣以上かかるペニー硬貨を鋳造してきた。これは非常に無駄だ!私は財務長官に新しいペニー硬貨の生産をやめるよう指示した。たとえ1ペニーずつでも偉大な国家の予算から無駄をなくそう≫というのがSNSで発せられた見解だ。

米国造幣局の年次報告書では1㌣硬貨の製造と流通には3.69㌣かかり、連邦政府は硬貨1枚につき2.69㌣の損失を被っている。

現在、2500億ペニーが流通しており、2024年度の造幣局のその年のペニー硬貨の損失総額は約8530万㌦だった。

 日本のアルミ製1円硬貨は、原料や鋳造、流通を含めて3円のコストがかかっている。シニュリージ理論(通貨発行益)から言えば完全な無駄、赤字である。ちなみに5円硬貨は、日本経済新聞によると硫黄と銅の合成(黄銅)製でコストは4円71銭だ。

 その一方で、トランプは中国製品に高関税をかけると公言している。中国浙江省義鳥(イーウー)といえば、世界中のバイヤーが買い付けに集中する雑貨製造、卸売りの集積地で、トランプ人形も星条旗もクリスマスツリーもここから輸出されていた。目ざとい中国雑貨業界は、追加関税前にテネシー州へ進出を決めた。雇用が米国に移動することになり、トランプの思惑は当たった。

 

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