2024/12/23
金融所得課税や法人税の引き上げ発言はあっさり撤回?
自民党総裁選の告示前、石破茂新首相が「金融所得課税の強化を実行したい」とテレビ番組で発言すると、岸田前政権が進めた「貯蓄から投資へ」の流れに逆行すると他の候補者に批判された。総裁就任が決まると株価が急落する「石破ショック」が起こり、石破首相は就任後の衆院本会議で、金融所得課税の強化は「具体的に検討することは現時点で考えていない」と一転した。
もう一つ重要なことは、石破首相は「税の応能負担の原則」を掲げて法人税引き上げを示唆していたが、これもまたトーンダウンしたことだ。自民党は長年にわたり、大企業から巨額の献金を受けているが、その見返りの一つが法人税の引き下げだ。
調査報道オンラインメディアのTansaは、大企業による自民党への献金を1976年まで遡って調べ、企業ごとの献金総額を割り出した。1位は三菱UFJフィナンシャルグループの約73億2000万円。2位はみずほフィナンシャルグループの約54億円、3位はトヨタ自動車の約41億円……と続いて、1億円を超える献金を行った企業は249社に上ったという(シリーズ「自民支えた企業の半世紀」)。大企業の巨額献金が自民党を支えている構図は現在も変わりない。22年の献金額は、住友化学とトヨタ自動車が5000万円、キヤノン4000万円、日産自動車3700万円、日立製作所と野村ホールディングスが3500万円……と続く。業界団体による献金も並行して行われ、日本自動車工業会7800万円、日本電機工業会7700万円、日本鉄鋼連盟6000万円、石油連盟5000万円……と続いた。(以下、続く)
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