国産の量子コンピュータにはまだまだ課題が多い
政治•経済
2025/03/12
どうなる?国産量子コンピュータ、期待と不安渦巻く
(写真 理化学研究所HPより)
2023年3月、新聞各紙は理化学研究所などの研究チームが、国産の量子コンピュータを稼働させたと大きく報道した。
量子コンは、スーパーコンピュータを上回る計算能力を秘めているだけでなく、スパコンに比べ省エネで計算処理ができることから、今日的な課題であるエネルギー不足問題に多大な貢献ができる点も開発が急がれる理由になっている。量子コンには量子力学の特徴である「重ね合わせ」の原理が応用されている。約100年前、量子力学が生まれた時は、その理論の突飛さにとても応用できるシロモノとは思われなかった。ただ量子コンが万能かというと現段階ではノーということになるらしい。
第一に量子コンは素晴らしい技術だが、「量子コンピュータの計算結果抽出」は極めて困難であり、現状は、限られた種類の問題のみを素早く解く「専用機」にすぎず「万能機」ではないという点だ。課題作成にも専門家が必要となるが、こちらの問題はまだ手付かずで残されている。理化学研究所による量子コンのお披露目は、今後共に知恵やカネを出し合い、研究開発を続けていくパートナー探しの意味合いが強い。ただ、アインシュタインの重力理論も量子力学同様、突拍子もないものだった。だが今や生活に欠かせないGPS発信機には、重力理論が大きく関係している。量子コンも同様の道をたどることが期待される。
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