政治•経済 北朝鮮軍大活躍 ロシアのクルスク奪還の原動力との報道も
北朝鮮軍大活躍 ロシアのクルスク奪還の原動力との報道も
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2025/03/26

700億円を米ドルで濡れ手に粟!? 米ロのはざまで金正恩総書記の懐温まる

(写真 クルスク Wikipediaより)

 ロシアによるウクライナへの侵略戦争に停戦の2文字がチラつき始めた。米トランプ大統領は、3月4日の連邦議会での演説で、≪われわれはロシアと真剣な話し合いを行い、彼らが平和を望んでいるという強いシグナルを受け取った≫と述べた。ところが、昨年夏にウクライナが占領したロシア領クルスク州の3分の2をロシア軍がドローンと朝鮮人民軍(北朝鮮軍)を前面に出して奪還するという異変が起こった。18日(現地時間)の米紙ワシントンポストは、≪ロシア軍がクルスク州を事実上完全に奪還して勝機をつかむようなったのは、北朝鮮軍の活躍のおかげだという評価が出ている≫と報道した。同紙によると、≪昨年11月に派兵が公式に確認された1万1000人の北朝鮮軍は、一般歩兵部隊が中心だったが、しばらく撤退し、先月追加派兵された北朝鮮軍には、独自の指揮体系と攻撃計画を持った特殊軍団が含まれている≫と説明した。この特殊軍団が通称暴風軍団=第11特殊軍団かどうかは明記されていない。

 8日(現地時間)のニューヨークタイムズ(NYT)も、≪これはキーウ(ウクライナの首都)にとって相当な脅威になる≫とし、≪トランプ大統領が協議を進める現在、ロシアによるクルスク奪還で、ウクライナの立場が悪化する可能性がある≫と分析した。ウクライナはクルスクという和平を有利に進めるカードを失ったということだ。クルスク州で、北朝鮮兵が越境してきたウクライナ軍に攻撃を開始したのは、2024年11月中旬のことだった。投入された兵は1万1000人。それからわずか約2カ月で、半数に近い4000(戦死者400、負傷者3600、そのうち300が前線復帰)人の死傷者を出した。だが北朝鮮軍は、このみじめな失敗を成功のもとにした。ウクライナ軍が守ろうとした阻止ラインを次々に崩した。こうした戦果により「北朝鮮派兵兵士の値段」が高騰しているという。ロシアは北朝鮮兵1人あたり3万ドル(約450万円)を支給しているが、トランプ大統領がロシアのプーチン大統領と和平で合意するムードが出てきた3月に入ると3500人が新たに派兵されて、計1万5500人分、ざっと700億円が金正恩総書記の懐に入った計算になる。

 喉から手が出るほど欲しかったドルを手にした正恩氏は笑いが止まらない。

 

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