2025/03/21
不登校児童生徒を十把一絡げであつかわないよ。バリエーションに富んできた公立高校
(写真 不登校サポートナビより)
私立高校の授業料無償化で公立高校の存在意義が問われている。不登校が増えている今、小中学校における「学校へ行かない状態が30日以上続いている状態」は、不登校児童生徒というが、その数はコロナ禍以降増え続け、現在は約30万人に達したと言われる。不登校だと高校受験はやはり不利になる。出席日数もそうだが、内申点も足らないからだ。特に私立高校は厳しく審査をする傾向があり、確実に進学するなら全日制といわれる普通高校を避けるのが無難。ひとまず通信制高校へ進学するのがほとんどで、包括性(DEI)の高い私立高校を選ぶ手段もあるが地域的な問題が残る。現在民間が運営するフリースクールや自治体が運営する適応指導教室(教育支援センター)など、不登校支援の場所も増えているので、それを利用するのも一つの手だ。
実は2年前から都内の公立高校の選考資料に中学時代の欠席日数が含まれなくなった。また、東京都独自の取り組みとして、24年度から休みが長期化した生徒への支援策、1学年1クラス編成の「チャレンジクラス」(東京型不登校特例校/校内分教室)の設置を一部の学校で始めており、現在都内の公立中学校のうち10校に設置されている。チャレンジクラスは、学校に行きたいが教室に入れない不登校生徒が転校することなく、もともと通っていた学校にそのまま通うことができるのが利点だ。都立高校にも小・中学校時代に不登校の経験がある生徒や長期欠席が原因で高校を中途退学した生徒を受け入れる学校があり、これも「チャレンジスクール」と呼ばれている。
現在、都内にあるチャレンジスクールは7校で、入試の内容は面接と作文だけだが、希望者が多く、高校によっては3倍ほどの競争率になっているケースもある。面接では「高校に行ったらどんなことをしたいのか」、「将来どんなビジョンを描いているのか」などを問われるので、第三者による面接の予行練習をする必要もある。また一般選抜でも不登校の子に対する配慮は行われており、その一つに、調査書に欠席日数を書く欄が23年度より撤廃されている。公立中・高にも十分存在意義があるのだ。
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