政治•経済 中国に深入りするとイギリスや「欧州の病人」とまで言われるドイツのようになる
中国に深入りするとイギリスや「欧州の病人」とまで言われるドイツのようになる
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2025/05/12

ああ、おそろしや、ナバロ曰く「もし中国の吸血鬼がアメリカの血を吸えないなら、イギリスとEU(欧州連合)の血を吸うことになる」だと

(写真 ピーター・ナバロ ホワイトハウス国家通商会議委員長 Wikipediaより)

 「高関税」をトランプ米大統領に吹き込んだ黒幕の首席通商顧問ピーター・ナバロが吠えた。ナバロは英国「テレグラフ」紙のインタビューで「英国政府は中国が米国に販売できなくなった製品の“投棄所”になる。中国からの“条件付きの贈り物”には抵抗すべきだ」と語った。この発言は、中国製品が145%の関税を課せられたため、事実上米国へ中国製品の輸出が激減、中国は自国製品の処理場となる市場を探しているという事情から英国をターゲットにせざるを得ないという警告でもある。

ナバロはこうも付け加えている。

「もし中国の吸血鬼がアメリカの血を吸えないなら、イギリスとEU(欧州連合)の血を吸うことになる。経済にとって今は非常に危険な時期だ」

 一方、EU最大の経済大国ドイツは、景気後退に苦しんでいる最中、トランプ関税と中国ビジネスの低迷というダブルパンチに見舞われ、実質国内総生産(GDP)成長率は23年、24年に続いて25年もマイナスになる可能性が指摘されている。そんなことから「欧州の病人」とまで言われている。「ドイツドイツと草木もなびく」と太平洋戦争に突入しようとした際、日本人のヒトラー賛歌が、政府と軍の親独路線を支えたように、ドイツは日本が参考にしてきた国の1つだ。が、今は見習ってはいけない点の方が多い。ナチスによりもたらされた「国家社会主義」は、戦後、反動的な中道主義や財政的マゾヒズム、中身のない道徳主義、リスク回避の文化に置き換わっただけだという指摘もある。その集大成が親中のアンゲラ・メルケル首相の「停滞」の16年だった。メルケル政権下のドイツ人は日本人より労働時間が短くなった。経済協力開発機構の23年統計によると、ドイツの年間労働時間は1342時間で、33カ国中で断トツの最下位。ちなみに日本も平均より短く1611時間の22位だ。特に問題視されるのが病気による欠勤で、ドイツでは少なくとも年20日の有給休暇申請が認められる一方、病欠は有休扱いされず、最大6週間にわたって給与全額が支給される。連邦統計局によると23年の病欠日数は平均15.1日と21年より4日増加した。ずる休みが横行しているわけだ。勤勉を捨てたドイツは、国際通貨基金(IМF)からドイツ経済の成長見通しを従来の0.3%からゼロに下方修正された。

 中国の深入りを許すと英国やドイツのようになる。日本も「他山の石」としなければならないが、もう遅いか。

 

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