2025/03/19
おいおい、原爆投下したB29「エノラ・ゲイ」は、ゲイ礼賛の象徴?冗談じゃないよ!トランプ大統領
(写真 Wikipediaより 広島に出撃するエノラ・ゲイ)
B29「Enola Gay」は、第2次世界大戦の原爆投下という歴史的虐殺事件において極めて重要な存在だが、米国など戦勝国は依然これを「正義」としており、その写真の削除行為が様々な波紋を呼んでいる。ちなみに「Gay=ゲイ」は広島に原爆が投下された1945年当時の英語では、「陽気な」「快活な」「明るい」という意味で、現在の「同性愛者」という意味はなかった。AP通信によると、ペンタゴン(国防総省)で広島に世界初の原爆を投下したB29爆撃機「エノラ・ゲイ」の写真が少なくとも3枚、データーバンクから削除されたことが明らかになった。米・国防総省は削除の理由を説明していないが、考えられる理由としては、「エノラ・ゲイ」の「Gay」という単語が英語で「同性愛者」という意味も持つためではないかと言われている。しかし「エノラ・ゲイ」の名称は、実際には機長のポール・W・ティベッツ大佐の母親の名前から付けられた。彼の母の名前は「エノラ・ゲイ・ハギンス」だ。そのことは国防総省側も歴史的事実として知っているはずだ。
国防総省はトランプ政権が発足して以来、軍内の過剰なジェンダー主義を撤廃し、ダイバーシティ・マネジメントに基づく人事管理などの再考を推進するとして、軍内の規律を刷新する「常識革命」を実行中だ。ただ国防総省は、こうしたなかで、歴史的な写真は多様性、公正、包括性(DEI)プログラムの停止措置から除外すると表明していた。削除されたのは「エノラ・ゲイ」だけでない。米空軍初の女性戦闘機パイロットであるジーニー・リーヴィット大佐や第2次世界大戦中に独立した部隊として戦ったアフリカ系アメリカ人の最初の戦闘機部隊「タスキーギ・エアメン」の写真も削除対象となった。しかし、ホワイトハウスの指示により「ジーニー・リーヴィット大佐」や「タスキーギ・エアメン」の動画は再公開されたものの「エノラ・ゲイ」の写真は削除されたままだ。トランプ政権は「文化戦争(Culture War)」と呼ばれる政治的・社会的対立の中で、「政治的正しさ(ポリティカル・コレクトネス)」への反発を鮮明に打ち出している。例えば、バイデン前大統領時代、米国の植民地政策や奴隷制度に関連した人物像や歴史的な像が破壊されたりする暴動が起きた。一般的に 「モニュメント撤去運動(Monument Removal Movement)」や「像撤去運動(Statue Removal Movement)」と呼ばれる運動だ。トランプ氏は、「モニュメント撤去運動」に反対し、これを取り締まる側だが、米国内にも原爆投下を「戦勝国の犯罪」とする見方もある。ひょっとするとトランプ氏は、「エノラ・ゲイ」を「戦争犯罪」と見る側に立っているのか、それとも「エノラ・ゲイ」をただの「ゲイ賛美」と捉えているのかどちらだろうか。
TIMES
政治•経済



