政治•経済 「ロボコール」の信頼失墜 テレコム業界の対策急務
「ロボコール」の信頼失墜 テレコム業界の対策急務
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2025/04/22

鳴り物入りで始めた『ロボコール』 〝失敗だったな〟じゃすまされないゾ!

(写真 リボンコミュニケーションHPより)

 固定電話や携帯電話に「0800」で始まる通話要求が掛かってくる。電話に出ると機械の自動音声で「NTTファイナンスから未納料金のお知らせです」「内閣支持率調査にご協力ください」などコンピュータを使った自動発声が聞こえてくる。これは「ロボコール」という機械による自動発信だ。「ロボコール(Robocall)」はコンピュータを使った自動発信電話を指す言葉だったが、現在では「迷惑電話」として広まりつつある。本来企業のマーケティングや世論調査などの正当な用途が想定されていたが、現在は詐欺やスパムの手段として悪用されるようになったのである。「NTTファイナンス」の詐欺電話では、指示通り(1)を押すと、人間のオペレーターが登場し、名前や生年月日、住所といった個人情報を聞き出したり、プリペイドカードでの支払いを要求してきたりする。

 また「屋根の修理セールス」の例では、自動音声が「住んでいる住居の建築年数」「リフォームしたことはあるか?」「火災保険で屋根の修理ができることを知っているか」などと質問してくる。これに「ある」と答えると、悪徳リフォーム業者のリストに掲載され、その後は人が電話をかけて来たり、実際にセールスマンが来訪したりする。ロボコールには、正当な用途と悪質な用途が混在している。これらを見分ける効果的な方法はあるのだろうか。スマホに迷惑電話対策アプリをインストールすることがもっとも効果的だが、もっと簡単な対策は「知っている番号からの電話以外出ない」「怪しい番号は無視する」という方法だ。

  • 「050」から始まるIP電話は取らない
  • 「+1」「+44」など海外発信の国際電話は取らない
  • 「0800」からのフリーダイヤルは取らない

 しかしながらこうした傾向は、電話という連絡手段の社会的信頼性の失墜を意味する。テレコム業界はロボコールの信頼性向上を講じるべき時に来ている。

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