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佐野慈紀のシゲキ的球論 ドジャースワールドシリーズにエール「大谷さん、由伸さん、朗希さん、いい結果が出ま すように!」
佐野慈紀のシゲキ的球論 ドジャースワールドシリーズにエール「大谷さん、由伸さん、朗希さん、いい結果が出ま すように!」

ロサンゼルス・ドジャース対トロント・ブルージェイズのワールドシリーズに日本からも熱視線が集まっている。  大谷の〝伝説の一日〟、地区優勝シリーズ4戦目で先発し7回途中10奪三振、3本塁打という前人未踏の活躍に、改めてメジャーでもその価値が高騰しているが、佐野氏は「まずは日本人3選手が笑顔で最後を迎えられるように。いい感じで終わりたいですね」とエールを送る。 「地区優勝シリーズを4連勝で勝ち上がったチームはWS優勝していないというジンクスもあるみたいですが、そういうものを抜きにして頑張って欲しいですね」と佐野氏。  大谷には「もう何も言うことはないですよ! 怪我無く終わってくれれば」と最大級のリスペクトで活躍を祈った。 (タサイリョウ)

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2025.10.26

佐野慈紀のシゲキ的球論 日本シリーズ開幕直前予想!「阪神が4勝1敗で日本一!」打撃陣解説編「森下、山川」 の打棒に注目
佐野慈紀のシゲキ的球論 日本シリーズ開幕直前予想!「阪神が4勝1敗で日本一!」打撃陣解説編「森下、山川」 の打棒に注目

阪神対ソフトバンクの日本シリーズが25日から開幕(@ペイペイドーム)する。  打撃陣に関しては「阪神の方が1枚上手と見ます」と阪神有利とする。 「阪神は1番から5番までつながる打線でパンチ力もありますね」という中でも「注目は森下でしょうね」と佐野氏。 「いまは近本ー森下のラインがチームを引っ張っています。その中でも森下は勢いをつけられる選手。この打者に火が付いたら止まらないでしょう」  一方、ソフトバンクは「オーダーの組み方に注目」と小久保監督の工夫が必要だという。 「柳田が帰ってきてくれたのは大きいが、得点力は阪神の方が分がある。その中で一発のある山川がどういう働きをしてくれるか。かなり気持ちも入ってくるでしょうから。近藤の不在が痛いので、ポイントゲッターがどうなるか」と山川の復調が鍵だという。 猛虎打線が鷹軍団を圧倒するのか? (タサイリョウ)

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2025.10.24

こいつを観ずに死ねるか! 『冤罪のつくりかた』 正義ってなんだ?すべてを疑え 闘う映画監督泊誠也の咆哮 廣田玉紀(フリーランスジャーナリスト)
こいつを観ずに死ねるか! 『冤罪のつくりかた』 正義ってなんだ?すべてを疑え 闘う映画監督泊誠也の咆哮 廣田玉紀(フリーランスジャーナリスト)

泊誠也監督の野心作『冤罪のつくりかた』、前回でもお伝えしたが目下、撮影真っ最中、佳境に入っている。クランクアップが待たれるばかりだが、泊へのインタビューを軸にこの映画についてさらなる考察をしていこう。 タイトル通り、この映画は冤罪がテーマである。冤罪については昨今、大きな耳目が集まっていることに異論をさしはさむ余地はない。 袴田事件(1966年~)、福井女子中学生殺人事件(1986年~)、大河原化工機事件(2020年~)、プレサンス事件(2019年~)、村木厚子冤罪事件(大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件 2010年~)……。ちょっと頭をひねって思い出すだけでもこんなに出てくる。起こった年代も広範でまるで冤罪国家とでもいえるような有り体だ。列挙したのは巷間に大きく取り上げられたものだけだが、ちょっと待てよ、ということは都道府県の各位裁判所や地方検察庁、そして警察では、一事が万事のたとえ通り、それこそ日常茶飯のごとく起こっているのではないかと錯覚させるに十分な状況といってもいいのだ(実際そうなのかもしれないが)。くわばら、くわばら。 それでも冤罪に対する危機感については国民全体レベルでの機運となって盛り上がってきているのかどうか首をひねりたくなる。このもどかしさ。誰だっていつ〝冤罪〟というモンスターに襲われるかわからないのに、そんなのんきなことでいいのか?、そんなもどかしさがあるのだ。 それはどこから来ているのか。ここが大事なところだが、筆者はその事由のひとつに冤罪を作り上げる側に対する〝無知〟があるのだと感じる。それと〝恐怖〟。冤罪がつくり出されるメカニズムについては、警察に始まって検察、そして裁判所という順になんとなくわかっているのだが、翻ってつくりだしている側の深層については知る余地はない。つくりだしている側も決してその本質をわれわれにさらすことはないのだ。すべてシークレット、そして、そこにへたに逆らうと何かの因縁をつけられて、〝罪〟側に引っ張られてしまうのではないか、という恐怖が頭をよぎってしまう。それ故に勇気を振り絞って〝冤罪〟への糾弾ののろしを揚げかねてしまうのではなかろうか。いや、そうなのだろう。マスメディアなどはある意味ハッキリしていてそれは露骨である。決していの一番に冤罪糾弾ののろしなど上げはしない。冤罪を作る側の飼い犬のようなものである。あてになるわけはない。 この漆黒の常態の中、冤罪をつくりだす側の赤裸々な有様を映画にしようと立ち上がったのが泊だ。これはとても勇気ある、そして有意義なことだと思う。なかなかできることじゃない。この映画に強い期待を寄せるのにはこうした背景があるのだ。(つづく。敬称略) 廣田玉紀(フリーランスジャーナリスト)

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2025.10.23

幕府はなぜ、シロウト美人画の大ヒットを危惧したのか
幕府はなぜ、シロウト美人画の大ヒットを危惧したのか

松平定信の家臣・水野為長が記した『よしの冊子』という文書がある。世情や官界の内幕情報、噂話などを定信に伝えるために記録したもの。伝聞をもとに書かれたもので各エピソードが「~の由」で締められているためこの名をつけられている。   この冊子の中に、歌麿の『当時三美人』に関わる文章も残されている。先に述べた難波屋おきた、高島屋おひさの人気ぶりを語るエピソードは、ここに掲載されていたものだ。   それらは幕府当局の調査員が蔦重、歌麿を継続的にリポートしていたものの一部であったと思われる。『よしの冊子』に載っている以下の一文がそれを伺わせる。   「両国やげん堀水茶屋高橋屋ひさ、浅草観音難波屋の何とか申し候女、いづれも美婦にて、両人とも絵に摺出し評判仕候由」   高島屋を誤って高橋屋と記していたり、おきたの名を失念しているが、先のエピソードも含めて『当時三美人』が世間に与えた影響をリポート。そのうえで、「いずれはこの2人以外の茶屋娘にも、人気が拡大しそうだと危惧する。追い追い、芝明神の近隣や両国河岸の水茶屋の娘もモデルとなるとの噂もある」。   その危惧とは、おきたやおひさを含む茶屋娘たちのストーカー被害やプライバシー侵害を想定したものではもちろんなかった。(つづく)   参考文献:近藤史人『歌麿 抵抗の美人画』朝日新書   (西川修一)

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2025.10.23

連載『俺の名前は三遊亭はらしょう』vol.55『変な部屋』
連載『俺の名前は三遊亭はらしょう』vol.55『変な部屋』

俺の部屋の窓から見えるマンションの最上階のベランダに、赤い提灯がぶらさがっている。 窓を開ける度に視界にはそれが入ってくる。通常、提灯があるなら、それは「店」或いは「祭り」という場所で、ベランダに赤い提灯というのは見たことがない。 そう思っていたら、十日ほど前、提灯が撤去されていた。代わりに、なぜか、風車が飾られ回転していた。恐山のようだった。 ひょっとしたら、提灯は儀式的なもので、あの部屋は空室だったのかもしれない。と、突然、事故物件のイメージが湧いた。 そして先日、その風車も撤去された。今度は空気が入ったままの子供用プールがぶらさげてあった。俺はそれをジッと見ていると、ベランダに人が出て来て目が合った。 「もしかして落語家さん?」 「なぜそれを?」 「いつも外に着物を干していたり、干しながら独り言を言っているからです」 そんなことを言っている目に見えた。 俺の方こそ、変な部屋かもしれないと心配になった。

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2025.10.22

佐野慈紀のシゲキ的球論 日本シリーズ開幕直前予想!「阪神が4勝1敗で日本一!」投手陣解説編「才木、モイネロ」が鍵
佐野慈紀のシゲキ的球論 日本シリーズ開幕直前予想!「阪神が4勝1敗で日本一!」投手陣解説編「才木、モイネロ」が鍵

 阪神対ソフトバンクの日本シリーズが25日から開幕(@ペイペイドーム)する。    両チームともレギュラーシーズン1位で激戦が予想されるが、まずは投手力の比較だ。佐野氏は「阪神は才木投手の復調、ソフトバンクはモイネロ投手のデキでしょうね」と指摘する。    才木はエースクラスとしてチームを牽引してきたが、シーズン後半から調子を落とし、横浜とのCS第2戦では5回3失点で降板。本人もいい投球内容でないことを認めていた。   「どこまで才木が戻っているか。チームに勢いをつける投手なので」(佐野氏)    一方、モイネロには「ソフトバンクはエース・モイネロのデキがシリーズの命運を左右すると思います。もし、阪神打線がモイネロを打ち崩すようだと一気に流れが行ってしまうでしょうね」とした。    まずは両チームの投げ合いに注目だ。 (タサイリョウ)

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2025.10.22

こいつを観ずに死ねるか! 『冤罪のつくりかた』 正義ってなんだ?すべてを疑え 闘う映画監督泊誠也の咆哮 第1回
こいつを観ずに死ねるか! 『冤罪のつくりかた』 正義ってなんだ?すべてを疑え 闘う映画監督泊誠也の咆哮 第1回

まだクランクアップに至っちゃいないが、どうしても観たい映画がある。  主にホラー映画を手掛けてきた泊誠也監督の『冤罪のつくりかた』がそれである。タイトルからもわかるがこれはホラー映画ではない。シリアスでスリリングな骨太の社会派映画なのである。 泊をインタビューすると切迫感に満ちたフレーズが頻繁に飛び出てきた。 〝こりゃあ、進むも地獄、退くも地獄だわな〟、〝正義ってどこにあるねん〟、〝人の心って一夜にして180度簡単に変わるんやな〟、〝それでも僕は撮り切らなあかんのや〟、〝誰もが陥る危険性があることを知ってほしい。僕だってこの映画を創る段になって初めて知りました。このことを広く知ってもらうためにこの映画を撮っていますんや〟…… 一見ひょうひょうとしたイメージだが、泊の奥底に潜むFighterとしての一面を見た。こういう勇気ある映画監督がいるんだ、まだまだ捨てたもんじゃないな、我が国の映画業界も。 この映画の根底に流れているのは〝反権力〟である。ただし、『蟹工船』(1953(昭和28年)年現代ぷろだくしょん製作 山村聰監督・主演)のような(あまりに古くてかたじけない(涙))プロレタリア映画ではない。モチーフとなっている〝事件〟についてはむしろ恬淡と描かれている。ところが、主題の冤罪については被害者側からではなく、でっちあげる側のことを入念に粘着力ある演出で描き出している。これがこの映画の醍醐味なのである。 ほら、こうまで書かれると筆者だけでなくあなたも観たくなったでしょう?泊監督、早く完成させて、公開してくれ。(つづく。敬称略) 廣田玉紀(フリーランスジャーナリスト)  

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2025.10.21

1カット8800万円で落札された歌麿の大傑作『深ク忍恋』
1カット8800万円で落札された歌麿の大傑作『深ク忍恋』

歌麿の代表作と言われている傑作『歌撰恋之部』は、『当時三美人』と同じ1793(寛政5)年にリリースされている。年齢も・身分・境遇も異なる5人の市井の女性たちが恋にふける姿を、1人1人リアルに描いた作品である。 この中の『深ク忍恋』はキセル片手にお歯黒、つまり既婚の女性が不倫を想像させる恋心を抱く様を、『物思恋』はやはり眉のない既婚女性(ないし後家)が頬杖をつきながら物思いにふける姿を、『夜毎ニ逢恋』は恋人から来た手紙を開きながらときめく若い女性を、『稀ニ逢恋』はうつむきがちに滅多に会えぬ相手を想う女性、『あらはるる恋』はうつむいたまま、胸元がはだけているのにも気づかず思い詰めたような女性を……と、いずれも女性の内面に深く入り込んだ表現が目を引く。 2015(平成27)年にフランスで行われたオークションでは、このうち『深ク忍恋』が74万5800ユーロで落札された。円換算すると当時の相場で8800万円超。これは2023(令和5)年3月にニューヨークで葛飾北斎『神奈川沖浪裏』が約280万ドルで落札されるまで、浮世絵の落札額としては最高だったという。 黄表紙、狂歌に代わって、歌麿の錦絵という新たなドル箱を創り出した蔦重、第2の全盛期と言っていいだろう。しかし、一方で幕府は一度目を付けた相手の監視を怠ってはいなかった。(つづく)

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2025.10.20

佐野慈紀のシゲキ的球論 ヤクルト村上、巨人岡本、西武今井はメジャーで成功するか? 佐野氏の見立て
佐野慈紀のシゲキ的球論 ヤクルト村上、巨人岡本、西武今井はメジャーで成功するか? 佐野氏の見立て

今オフ、ポスティングによるメジャー挑戦がささやかれているヤクルト・村上宗隆、巨人・岡本和真、西武・今井達也に熱視線が向けられている。    メジャー通で知られる佐野氏は「いまのメジャーの投手の傾向として、確かにスピードは上がっているが、細かなコントロールやベース上での球の強さというのはじゃっかん、落ちている。いまの村上、岡本の技術な十分通用すると思います」と語る。    2打者にとって大事なのは「どこの球団に入るかというのは大事だと思いますね。大きく変わってくると思います」とレギュラークラスが手薄なチームが狙い目だという。    西武・今井は「タイプとしては全盛期のマー君(田中将大)でしょうね。内容で勝負できる投手。安定感があるタイプでゲームをしっかり作ってくれる感じでしょうね。オリオールズの菅野投手にも近いですかね」   3選手の動向から目が離せない。 (タサイリョウ)

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2025.10.20

第29回 椎野礼仁のTANKA de 爺さん  ウエストサイドストーリー 
第29回 椎野礼仁のTANKA de 爺さん ウエストサイドストーリー 

ダウンタウンのバスケコートで指鳴らし流れるようにダンス始まる アメリカの不良どもってかっこいい ピンと伸ばした手足が踊る Yの字に伸ばした手足が縦横に空に向かってのぼっていった   哀しみと怒りを秘めたその視線 ジヨージ・チャキリスに射すくめられた   何人もの同級生を連れてった 場末の劇場は俺のウエストサイド えっ「クール」ってバーンスタインの曲なのかアメリカ映画の深さにゃ負ける                                                                                   何回か見た映画の最初がこれだった。五反田名画座の小さなスクリーンだったが歌と踊りの躍動に驚かされた。同級生を何人も「面白くなかったら映画代は俺が持つ」といって誘い出した。みながみな、「俺の方からレーニン(私のあだな)に金払うよ」と言ってくれた。 高校の時だったか、ブロードウェイから本物のウエストサイドストーリーがやってきた。日生劇場で、一番安い席が3000円。母親を拝み倒して本物のミュージカルを見た! 圧倒された。結局、その後のリメークも、日本人の者も含めて、10本のウエストサイドを堪能した。

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2025.10.20

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