連載•小説
野球評論家の佐野慈紀氏が投手として復帰を果たしたロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の想像を超えた投球に驚きの声をあげた。 大谷がとてつもない可能性を感じさせる投球を披露した。 今季、2度目の登板となった23日の本拠地・ナショナルズ戦では最速159㎞のフォーシームに加え、カットボール、スイーパーの横への変化球と、スプリットと縦の変化を駆使し、打者3人から2三振を奪い無失点。 佐野氏は「恐ろしいですね!」と笑うしかない。 「僕らが想像していた〝投手・大谷〟のはるか上を行きましたね! 2回目登板も当然、全力ではないですよ。それでもあの投球ですから。しかも、カーブまだ投げてないんですよ。大谷のカーブは勝負球で使えるカーブですからね。末恐ろしいです。実は細かい部分も変えてきてますしね」 そんな大谷に佐野氏は「僕が言いたいのは『大谷は本当に楽しそうに野球を楽しんでいる』と。天真爛漫だけじゃなくて、しっかり試合に向けて準備している。その姿は、まさに現代の長嶋茂雄さん、じゃないかなあと感じるんです。プレーで魅了し、みんなを笑顔にする。それってまさに〝ミスター〟なんじゃないかなって思うんです」とリスペクトする。 二刀流完全復活の時が楽しみだ。
2025.06.27
田沼意次の嫡男・意知(おきとも)は、1783(天明3)年11月に35歳で老中に次ぐ重職・若年寄の座についたばかりだった。徳川家基「暗殺」で一橋治済の子・家斉が11代将軍となることが確定して4年以上経っていた。 父・意次を継いでナンバーワン権力者となることは確実で、幼い家斉を奉じつつ開国政策や利根川流域・蝦夷地の開発といった大型プロジェクトを繋いでゆくはずだった。 ところが、その道は突如として閉ざされることになる。 1784(天明4)年3月24日夕方、江戸城で老中や若年寄が詰める御用部屋の下・若年寄部屋で執務を終えた意知が、城を出るべく同僚3人と部屋を退出、新番所前を通り過ぎたあたりだった。そこに新しく詰めていた番士・佐野善左衛門政言が、突然「覚えがあるであろう」と3度叫ぶや否や、意知の背後から斬りかかった。 肩に長さ3寸(約10㌢)、深さ7分(約2.65㌢)の傷を負い、逃げようとした意知に政言はさらに斬り付ける。同僚3人は意知を助けようとせずに近くの詰め所へ逃げ込み、意知もその後を追う。(つづく)
2025.06.26
私の英語はもうさびついた 香村 後藤田さんは平沢さんのことを、有能で英語が堪能だと褒めてらっしゃったみたいですね。 平沢 いやいや、英語なんか全然だめですよ。さびついちゃって。後藤田さんにお仕えした頃は、私の英語はかなり良かったと思います。しかし、それから全然使ってないですからね。後藤田さんが官房長官やってた頃から数えると、今から40年か50年前になる。私が秘書官をしたのは、1985年~1987年の頃です。 香村 亡くなって20年ですからね。 平沢 何年も使ってなければ、さびついちゃってダメですね。 香村 昔はアメリカのデューク大学に留学されて、そして藤波さんの秘書官なる前は、イギリスの大使館の一等書記官ですか。いいポジションにいらっしゃったから、相当あちらで語学を磨かれたんじゃないかなと。 平沢 後藤田さんも奥様同伴でイギリスに来られたことありました。私がイギリスにいた時で、もうちょっといろいろ見せてあげればよかった。奥さんと一緒に来られたんです。で、スケジュールの関係であんまりお世話できませんでしたが、それが本当に残念で悔やまれます。 香村 後藤田さんは台湾に六年いたんですから、中国語がかなり理解できたんでしょうかね。 平沢 いや、それは私は知りません。
2025.06.26
野球評論家の佐野慈紀氏がパ・リーグ圧勝の交流戦を分析した。 交流戦はソフトバンクが優勝したのを始め、パ・リーグ各球団がセ・リーグチームに大幅勝ち越しと上位を独占。〝実力のパ〟が強く印象つけられた。 佐野氏は「パの野球はまた進化したと感じさせられましたね」と話す。 特に大きな違いは「セ・リーグは阪神に代表されるように『1回から9回までなんとか必死に守ろう』という野球。対してパは『チャンスが来た時に畳みかけよう』という野球ですね」と一気呵成に勢いをつけられることが強みになると分析。 「ここぞという時に打者も投手も勝負にいける。ソフトや日ハム、そして象徴的なチームがオリックス。勝つときは豪快に勝つ、負けるときは散々」(佐野氏)。 実際に日本ハムでは17日の巨人戦(東京ドーム)で相手左腕、井上温大に対し、万波、伏見、水谷が1イニング3発と豪打をアピール。大きく注目を集めた。 その野球の質の違いは「チームの雰囲気に表れます。セの野球はすべての回で重箱の隅をつつく野球になっている」とどうしても窮屈になりがちだと佐野氏は指摘する。 阪神は交流戦期間中、逆転負けを多く喫するなど、救援陣が打ち込まれた。防御率は1点台をキープしたが、8勝10敗と勝ち越せずに勢いがつかなかった。今回の交流戦の結果が両リーグの野球の〝差〟となって表れた形だ。 最後は「横浜も元々はパの野球に近いし、広島もモデルチェンジしようという兆しが見える。この2チームは注目したい」と締めくくった。
2025.06.25
練馬の銭湯『辰巳湯』に行った時のことである。風呂場に入ったら、なぜか、アイスクリ ームの匂いがした。まさか風呂場でアイスを食べている人がいるのかと見回すと、青色の 湯舟があった。そこには、日替わり湯・ロッテ『く~りっし湯』と書いてある。おお!な んと、この湯はロッテのアイスを再現していたのだ。いや、絶対ベトベトするだろ!そう 思いながら俺は恐る恐る浸かってみた。勝手に冷たいと思っていたが、めちゃんこ暖かい 。おまけにスースーと気持ちがよい。アイスクリームの湯!夏には最高だ。そのうち抹茶 とかも出るんじゃないか。ああ湯上りは気分爽快だった。 翌日、俺はまた『辰巳湯』に行った。今度は黄色だった。まさか『オロナミンC』のCが回 転してUで『オロナミン湯』かと思ったら『向日葵の湯』と書いていた。浸ってみると疲 れが取れていい湯だったが、オロナミン湯だったら、もっと元気ハツラツな気分になって いたかもしれないと思った。
2025.06.25
おそらくは麦藁帽の少年も海の広さを知らないだろう これまた下手くそな寺山修司の本歌取りだ。本歌は 海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手を広げていたり 「海っていうのはね・・・」と得意満面で両手を広げる少年・・・も実はまた海を見たことがない、そう読んだ方が歌境が深まるような気がするが、どうだろうか。 さて、先週の続きである。寺山に煽られ津よりバスでさらに入る芸濃町から東京に出てきた男は、その名を伊藤裕作という。もう後期高齢者に入った。 寺山と同じ早稲田の教育学部に入り、当然、寺山もいた早稲田短歌会に所属した。7年かかってやっと(?)卒業すると、これも寺山の後を追ったか、文筆業に身を通ずる。 「自販機」を知っているだろうか? エロ雑誌を顔合わせしないで買えるように、町角に置かれていた自動販売機だ。そこに置かれる雑誌の記事をはじめ、夕刊紙など風俗ライターとして斯界では知るぬ人もない存在となった。 著作も多数あり、多く取材したソープ嬢を描いた『シャボン玉伝説 』という歌集も上梓。その中の一作を紹介して、この稿を終える。 するときはいつだって初夜新鮮に肉体(からだ)を開く花嫁娼婦
2025.06.23
1767(明和4)年に将軍家治の側用人となった田沼意次が幕政を仕切った明和(1764~1772年)・天明(1781~1789年)が天災続きだったことはすでに述べたが、特に1782(天明2)年から6年余り続いた天明の飢饉、1783(天明3)年の浅間山の噴火は大きな被害をもたらした。 ともに蔦重が吉原から日本橋通油町に拠点を移し、「狂歌ブーム元年」を起こして登り坂を上がり始めた頃である。 飢饉によって農作物の収穫は激減し、食糧不足に物価高騰、それを受けた一揆や打ちこわしが頻発した。浅間山の噴火は江戸時代における最大規模の火山噴火で、火山灰は関東一円に降り注ぎ、数十センチ単位で降り積もった。 しかもこれが利根川や吾妻川の川底に蓄積し水位が上昇、1786(天明6)年には利根川流域で大規模な洪水が発生している(天明の大水害)。被害は死者1624人、流出家屋1151戸、倒壊家屋130戸余り)とされている。 そのあおりで、完成していた手賀沼干拓地は堤防が流され、新田に大きな被害が及んだほか、印旛沼も洪水で工事の遅延・中止を余儀なくされた。意次肝いりの干拓事業は、大きく傾いていったのである。 天災はこの2つだけではない。日向灘大地震(1769(明和6)年)、大干ばつ(1770(明和7~8年)、明和の大火(1772(明和9・安永元)年)、桜島噴火(1779(安永8)年)……当然、一般市民の不安やストレス、怒りの矛先は、意次本人に向かう。 浅間山噴火の翌年、1784(天明4)年3月24日の夕方、それは起こった。(つづく)
2025.06.23
総理大臣を断った 香村 後藤田さんの晩年には、彼を総理大臣に押し上げようという勢力というか、動きが一部にあった? 平沢 そりゃありました。ありましたけど後藤田さんが断った。それは間違いない。リクルートなど、いろいろと事件が続いたことから、後任が決まるまでピンチヒッターとして後藤田さんに出てもらえばいいんじゃないかということだったんです。それで荒療治して、落ち着いたら、今度は常識ある政治家のもとで国の改革などに取り組んでもらうということだったんですがこれダメだった。後藤田先生がピンチヒッターを断ったからです。年令が行き過ぎていたからかな。伊東正義先生に何か言われたんですかね。 香村 どちらも政治改革運動で力を尽くされたわけですけど。後藤田さんは、晩年は結局体を壊されて、入退院を繰り返したみたいですね。 平沢 私もよく話に行きましたが、お亡くなりになる直前までものすごくお元気でした。ご家族に聞いたら、人間ドックということで入ったにもかかわらず出てくる時は亡くなっていた。関係者の責任だと思います。なんでこれを問題にしないんだって聞いたら、歳が歳だからって。 香村 訴えられました? 平沢 しなかったようです。 香村 そういうのはオープンになってますか? 平沢 オープンになってるかどうか、私は知りません。ご家族は問題にはしないって言ってました。
2025.06.23
6月27日からレギュラーシーズンが再開する。オールスターをはさみ、セ、パ両リーグともに大事な夏の戦いへと突入する。 佐野氏はまずパ・リーグの注目ポイントとして、ソフトバンクホークスの名前をあげた。 「やっとホークスが調子が上がってきたという感じですね。実績のあるチームですから。ほかのチームがこの勢いをどうやって、削いでいくのか。パ・リーグはそこが鍵となるでしょう」(佐野氏) 一方、セ・リーグについては各チームの「先発投手陣がカギになる」とした。 「セ・リーグはこの交流戦で先発投手が結構打たれているので、その整備をできるチームがレギュラーシーズン勢いついてくるかなと思います」と佐野氏。 優勝争いに残っていくのはどのチームとなるのか。
2025.06.22
歯の移植はあっという間に終わった。ハッという間の方が歯らしくていい位、すぐに終わった。 しかし、そこからが大変だった。完全に固定されるまで2ヶ月ほどかかる為、移植した側で物を噛めない。食べ物が少しでも当たると歯が揺れてしまい、口内で小さな地震が発生しているようである。食事の度にびくびくする為、柔らかい物を食べれば被害も最小限で済むと、米、パン、麺類、豆腐、を主食にした。 そんな中、ランチパックを食べたら、パンの角が当たって歯がグラついた。みんな覚えておいて欲しい、ランチパックの角は想像以上に鋭利だ。気をつけろ! ちなみに、この期間に差し入れで、歌舞伎揚げを頂いた時には、口内に緊急地震速報が出て歌舞伎揚げから批難した。 そんな経験があって以来、二度と虫歯になりたくないと思った為、爪楊枝を使うようになった。 あれ以来、俺が虫歯になってないのはそのおかげだと、今では爪楊枝がなくはならない存在になっている。
2025.06.21







