連載•小説
野球評論家の佐野慈紀氏が優勝争いに備える日本ハムの投手起用について賛辞を送った。 日ハム先発投手王国の誕生だ。6月29日の西武戦では先発の達孝太投手が115球を投げ、9回1失点の自身初となる完投勝利。身長1メートル94センチ、体重100キログラム超えで〝第二の大谷翔平〟とも言われる新星だ。 これで今季、日ハムは先発完投勝利をあげた投手が7人となった。達も先発6試合中、5試合が100球超えとなった。 佐野氏は「リリーバーをなるべく休ませて、後半に入った時にどんどんリリーバーをつぎ込みたいということですね」と分析する。 佐野氏自身も中継ぎとして活躍。それだけに「8月後半から、リリーバーは(前半戦の)疲れが出てくるものなんですよ。それなのでなるべくいま休ませて、オールスター明けに勝負するというの、チームのマネジメントが見えますね」と佐野氏。 強豪ひしめくパ・リーグで勝ち抜いていくことができるか。
2025.07.06
野球評論家の佐野慈紀氏がセ・リーグ首位を走る阪神タイガースの〝弱点〟を分析した。 レギュラーシーズン再開後、阪神が安定した強さを見せている。ここまで投手陣防御率はセでトップ。同じく得点力もトップだ。 そんな猛虎につけ入るスキなどあるのか? 佐野氏は「やっぱり打線ということになりそうですね」と話す。 「いい時と悪い時がはっきりしている。負けている時はすべてミスから。走塁ミスや進塁打をしっかり打てていない。いままではほかのチーム状況もあり、大きな傷となっていないが、ほかのチームに勢いがついてきたときに接戦で競り勝てるか」(佐野氏) 交流戦では7連敗を喫した苦い経験もあるだけに、安心できない部分もあるだろう。トラを捉えに行くチームは?
2025.07.04
佐野家は三河以来の譜代の旗本で、代々江戸城の警固や将軍の警固に当たる番士を務めていた 。禄が少なくくすぶっていた佐野政言へ意次の側近・井上伊織が「意次はあなたの祖父様とは 親しかった。佐野家の家系図を見たい」と何度か言ってきたので持参したが、それが何日経っ ても一向に返却されなかった――これが直接の動機とされている。 大河『べらぼう』の劇中では、その家系図を意次がかたわらの池に投げ捨てるシーンがあった が、当時の家系図は今とは比べ物にならぬほど重要であり、家の誇りにも関わることだった。 しかし、よりによって江戸城内、殿中において切腹覚悟で凶行に及ぶ動機としては、いささか 釣り合わない。実は過去をさかのぼると田沼家は佐野家の家来筋であり、立場が逆転した当時の 状況を面白く思っていなかった――という説もあるが、確たる証拠はない。 しかも、暗殺直後に政言が差し出した「言上書」は焼き捨てられているのに、政言が書いたとさ れる18項目もの「田沼の悪事」が世に喧伝された。中身は「私欲を欲しいままにした」「えこ ひいきで役人を出世させた」などなど誰でも書けるような代物である。 そもそも、ターゲットがなぜ意次ではなく意知なのか。何度も狙ったが実行場所がうまく選べ ず、そうこうするうちにこの日を迎えたという政言は、息子の方を選んだ理由として「武士の 遺恨は格別だから」としか言葉を残していない。 このとき、江戸市中でよまれた落首に面白いものがある。 「鉢植えて/梅が桜と咲く花を/たれたきつけて/佐野に斬らせた」――そこにどんな意味が込め られているのか。(つづく)
2025.07.03
誰でも一度くらいは、空いたペットボトルに水を入れて飲んだことがあるだろ う。俺などは必ず一回は水を入れてしまう。自宅の水道水は勿論、外出先の冷 水機の場合もある。新しい飲み物を買うのを節約しているのが第一なのだが、 それ以前に、一回しか使ってないペットボトルを捨てるのが勿体なく、リサイ クルしたいという気持ちが強いからである。 コーラの後は『水コーラ』である。わずかなコーラ風味がなかなかイケる。 先ほどまでの贅沢な冷えたコーラを思い出して、余計に豊かな気分になれる。 しかし、考えてみたらペットボトルを買うこと自体が贅沢ゆえ、俺はたいてい 水筒を持ち歩くようにしている。 それでは最後に、水を入れたら美味い&不味いベスト3をご紹介しよう。 美味いベスト3 3位『水ファンタグレープ』 2位『水なっちゃん』 1位『水午後の紅茶レモンティー』 不味いベスト3 3位『水BOSS』 2位『水ポカリ』 1位『水エビアン』 勿論、独断である。
2025.07.03
野球評論家の佐野慈紀氏が巨人のレギュラーシーズン再開直後の同一カード3試合(対DeNA)連続完封勝利を分析した。 強い巨人が帰ってきた。強力DeNA打線を相手に、初戦は山崎ー甲斐、2戦目はグリフィンー岸田、3戦目は赤星ー小林のバッテリーで先発。中継ぎ陣を含め、相手打線に仕事をさせなかった。 佐野氏は「まず、3試合連続で相手打線を0点で抑えたということが大きいですよね。阿部監督が求めていた部分がうまくはまったのではないでしょうか。投手陣が落ち着いて投げていた」と切り出す。 特に注目に値するのが赤星をうまくリードした捕手・小林誠司選手の存在があるという。 「僕の中では巨人4捕手(小林、甲斐、岸田、大城)の中で小林の評価が高かった。打力の問題で起用されていませんでしたが、リード面では小林が1番、投手をうまく導けると思っています」 その特徴は「配球が巧みというよりは、結構シンプルです。なので、投手は深く考えなくていい。そうすると投球テンポも良くなってくる。投手は『自分の1番いい球を投げる』ということに集中できますからね」 赤星も試合後、小林のリードに対して、テンポよく投球できたと話している。 巨人の反攻が始まりそうだ。
2025.07.02
中曽根さんの人物評価……微妙かな 香村 最後に、後藤田さんは中曽根という人をですね、政治家としては評価してるんですけど、人物的にはどう見てたんですか? 平沢 それはちょっと分かりません(笑)。オフレコで言えば中曽根さんは政治家として能力は抜群。政治家としては尊敬していた。 香村 まあ人間的には評価してないけど、だけど才能は評価してたんでしょ。 平沢 ともかく能力は高く評価していた。中曽根さんは後藤田先生の弔問に後藤田邸をご夫婦で訪ねている。その時、中曽根さんは「日本の右ばねと左ばねが支えあって安定した飛行ができた」と仏壇に向かって話しかけていたと川人正幸氏(後藤田氏秘書)から聞いた。 香村 いわゆる風見鶏的なとこですね。 平沢 そうですか。 香村 なお、現在、平沢議員は「戦後処理の残された課題として民間の戦争被害者を救済すべく取り組んでいますが。 平沢 先の戦争では空襲などで多くの民間人が甚大な被害を受けた。しかし、国から何一つ補償措置などを受けることなく今日に至っている。そこで、立法措置による解決を図るべく私が会長を務める議員連盟では特別給付金の支給を柱とする法律案要綱の素案をまとめ、あとは法律として成立させるだけになっている。現在、関係方面に働きかけをしているところです。因みに、この空襲の関係者はご高齢であることから、この問題は時間との勝負になっており、議連としては今期の通常国会中に何とか成立させたいと考えている。既に自民党を除く各党の了解を取り付けてあるが、肝心の自民党、そして政府が決断できない。政府は他の補償への波及などを恐れてか強く反対していると思うが、他に波及する恐れがあるなら、それらについても支援策を講じれば良いだけの話である。いずれも今の日本なら簡単にできることだ。日本はこの問題で逃げ回っていたら世界に、そして歴史に大きな汚点を残すことになるだけではないか。
2025.06.30
いったん斬り損ねて柱に食い込んだ刃を抜いた佐野政言は、さらに意知を追いかけ、桔梗の間 の廊下に逃げ込んだ意知に再び斬り付け、意知は鞘から抜かぬまま脇差で受けて防いだ。しか し、今度は政言の刃は意知の太腿に突き刺さった。 政言は、間もなく駆けつけた大目付・松平対馬守に後ろから羽交い絞めにされた。「本懐は遂 げました」と手向かいしないことを告げたため、集まった役人たちに取り押さえられた。刀を 取り上げられた政言は、襲撃の理由を意知への遺恨であることを告げて懐から「言上書」と表 書きされた書付を渡したという。 応急手当を受けた意知は、平河門から駕籠で運び出され、神田橋の意次の屋敷に担ぎ込まれた が、出血が多く手の施しようがなかった。2日後に息を引き取ったという。 政言は暗殺直後に切腹を命じられ、小伝馬町牢屋敷の中でも身分の高い者が入る揚屋敷に入れ られた後、10日後の4月3日、そこで切腹した。享年28。 政言は世直しを実行した「佐野大明神」と称えられ、遺体が葬られた浅草東本願寺中神田山徳 本寺には、「弔うための群衆が押し寄せた」という記録が残っている。 政言はなぜ、意知を暗殺したのか。これもまた不可解な点がいくつかある。(つづく)
2025.06.30
占拠した教授の部屋のヒアシンス水はかえてた勝手な連帯 今回は学生運動関連としてこの歌を挙げたのではない。 花の歌として選んだ。研究室などをバリケード封鎖した1969年の夏。封鎖が解かれて教授が自分の部屋に戻ったとき、ヒアシンスだけは残しておきたいと思った。教授達にしたら大変な迷惑(という言葉さえそぐわないが)を被っているのだから、もちろんこちらの自己満足みたいなものだが・・・。 実はこれは創作だ。研究室を占拠したのは事実だが、その部屋に水中花があったわけではない。 この歌の動機となったのは、下記の二首だ。まず寺山修司にこんな歌がある。 きみが歌うクロッカスの歌も新しき家具の一つに数えんとする リズムは、きみが歌う クロッカスの歌も新しき と読んでください。若い、貧しい二人が暮らし始めるときの歌だと思う。家具とてもそんなにあるわけじゃない部屋。これからに希望を持つ二人の暮らしが始まる。 そこにクロッカスを配す寺山の才能。 もう一首は、我が歌の師、福島泰樹(短歌同人月光主宰)の歌だ。 その日からきみみあたらぬ仏文の二月の花といえヒヤシンス 福島師が早稲田の学生時代にガリ版刷りでみんなに回したものがきっかけになり『バリケード・一九六二年二月』という処女歌集が出た。早稲田闘争を歌う歌が多い中に、この歌もあった。 冒頭の歌は、ここからヒアシンスをいただいた。拙劣は承知。ここに並べたかった。
2025.06.30
楽器が弾けたらモテる!と、ギターをはじめてみたが半月で挫折。次はキーボードに挑戦し一ヶ月で挫折。三度目の正直で、なぜか三線に目覚めたが、これも一ヶ月。俺は楽器に不向きだということが20代で分かった。 その後、30代で和太鼓を叩くことになった。落語家になったからである。今度こそはと必死に稽古したが上達しなかった。 一体、俺にも演奏できる楽器はなんなのだ?長年疑問だったのであるが、それが先日、突然見つかった。散歩中ふらりと民族雑貨屋へ入ったら、デンデン太鼓のようなものがあった。店員に聞けば『バンブークラッカー』というインドネシアの楽器らしい。演奏法は振るだけなので、俺にもできそうだと振ってみたら、カラカラカラ♪と日本では耳馴染みがない不思議な音色がした。やっと演奏できる楽器を見つけた!そう思った俺は迷わず買った。 帰り道、嬉しくてカラカラカラ♪と振って歩いたけれど、これでモテる日は想像できなかった。
2025.06.29
野球評論家の佐野慈紀氏が二度目の二軍落ちとなった巨人・戸郷翔征投手の〝再建論〟 を語った。 佐野氏はまず「セ・リーグの野球」の性質について「セの野球は『防御』から始まる。『1点も取られたくない』というところ始まっている。そうなるとどうしてもコントロール重視となる」と分析。巨人に限らず、セ6球団の基本的な戦い方として、パの野球に比べて、失点を許容できない部分にあるとする。 その上で「戸郷という投手はストライクゾーンの四隅に投げる投手ではない。テンポよく強い直球を投げ込む投手。それでフォークが生きる。だが、いまはその直球自体に勢いがなくなっています。やはり打者に聞くと、『勢いのある直球が1番打ちにくい』と言います」と佐野氏は話す。 そんな本人の状態に加えて「捕手の甲斐選手のリードも関係してるかなと思います。いい選手ですが、リードはきわどいコースを要求するタイプ。大胆に投げさせるというのは少ない」と、戸郷のリズムをまだうまく引き出せていない部分があるのではないかと話した。今季、戸郷の低迷は複合的な理由によるものではないかという。 最後は「戸郷選手はこのまま埋もれてしまうのはもったいない投手です。オールスター後に一軍に上がってくるぐらいでやってほしい」とエールを送った。
2025.06.29







