「聖書と経営」を実践した 「ライオン」 創業者 小林富次郎の実像 「聖書を抱えた経営者」の広告戦略と社会貢献活動 第8回 早川 和廣●ジャーナリスト
政治•経済
2025/01/23
(写真 ライオンHPより引用 家庭用高評石鹸の広告)
海老名弾正牧師の「序」④
いまも日本の経済界に多大な影響力を持つ成功者たちとして知られる古河財閥の創始者・古河市兵衛は、明治期を代表する実業家だが、足尾銅山鉱毒事件の当事者でもある。大倉財閥の創設者・大倉喜八郎は、そもそも武器商人として成功した実業家である。相場師にして、衆議院議員にもなった平沼専蔵は、当時から「大悪党」の異名の持ち主である。そして、安田財閥の祖・安田善次郎は右翼・神州義団団長に刺殺されている。
海老名弾正牧師が、彼らの名を上げて、その対極にある人物として「ライオン」創業者の小林富次郎翁の名を上げているのは、同じ実業家である『小林富次郎伝』の「序」であることを思うと、ずいぶん過激な記述である。だが、彼の指摘が嘘ではないこともまた、その伝記を読めばよくわかる。
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