2024/11/26
当時13才の〝マオ〟という男
世田谷一家殺人事件が発生してから、この12月末で24年が経つ。
有名人の豪奢な居宅がひしめく世田谷区成城。そのはずれにぽつねんとたたずむ二軒の小ぶりの家。20年前、世紀が変わる一晩前、そこで未曾有の一家惨殺事件は起きた。この事件現場の有り様といったら、それこそ筆舌に尽くしがたい。犯人は残忍なやり方で夫婦とふたりの幼い子どもの命は数十分で奪ってしまった。
これ以上はもういらないというくらいに残された遺留品。指紋から足跡といった決定的な証拠すら湮滅の痕跡すらなく堂々と残されていた。
しかし、いまだに犯人はわからないままだ。
新宿病院理事長殺人未遂事件の犯人、マオ(33)の名前が明らかになったのは、事件発生から4ヶ月以上あとのことである。それは警視庁から改めて報道機関に発表された。マオは、犯行数ヶ月間に日本にやってきて、犯行後、すぐに香港に戻ってしまった、ということだ。
マオの名前といい、犯行後すぐに高飛びしたことといい、ただ一点を除き、すべて、電話をしてきた中国人の男の言う通りだった。
ただ一点とは、「マオは、世田谷一家殺人事件の犯人」というものだ。
この情報が正しければ、世田谷一家殺人事件当時、マオは13才ということになる。13才といえば中学生一年生である。にわかには信じることのできないような話である。ただ、このことも電話の男は電話で言っていた。
ところが、マオなどという人物の存在など、世田谷一家殺人事件との関わりとしてこれまでに一切、その名が取り沙汰されてことはない。新宿病院理事長殺人未遂事件で、突如として、クリミナル・グループのメンバーを通して、世田谷一家殺人事件の舞台に登場してきた。
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