政治•経済 北朝鮮 金正恩総書記の周りは「女性だらけ」…
北朝鮮 金正恩総書記の周りは「女性だらけ」…
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2025/11/06

内閣における女性閣僚数は長年課題とされてきた。岸田第2次改造内閣では5人の女性閣僚が起用され、当時としては注目を集めたが、今回誕生するであろう高市早苗新内閣が発足したあかつきにはこれを上回る女性閣僚の誕生がささやかれている(10月20日時点)。

ところが政治構造や社会制度は日本とまったく異なるが、北朝鮮の独裁者である金正恩国務委員長(総書記)の周りは女性だらけである。

中国の習近平政権は9月3日、中国・北京の天安門広場周辺で、第2次世界大戦の終戦から80年目の「抗日戦勝80年」を記念する軍事パレードを催したが、そのひな壇で注目されたのは習主席、ロシアのプーチン大統領、そして北朝鮮の金正恩総書記の揃い踏みだった。

この祝賀の場に正恩氏が連れて来たのは、娘で後継者と目されるジュエ氏(名前は未確認)。過去4回の訪中のうち3回連れ添った李雪主(リ・ソルジュ)夫人の姿はなかった。

北朝鮮の国営通信が、北京に到着した「1号列車(専用列車)」から降車の際に配信した写真には、正恩氏の真後ろにジュエ氏。次に崔善姫(チェ・ソンヒ)外相。そして実妹の金与正朝鮮労働党副部長も形式的な序列を飛び越え「指導幹部」の一員として随行していた。

しかも与正氏は、北京・人民大会堂で開かれた公式行事の後、首脳会談を行う釣魚台迎賓館に向かう際、正恩氏に続き専用車両後部の対座シートに乗り込んだ。対座したのはプーチン大統領である。

夫人はむろんだが、後継者ジュエ氏、妹で前述のような序列を無視した振る舞いをする与正氏、そして来るべき3回目の対米交渉の実務を担う崔善姫外相と、3人の女性が正恩氏を取り巻いている。そして北京に随行した女性がもう一人いる。玄松月(ヒョン・ソンウォル)党宣伝煽動部副部長だ。

彼女は北京滞在中、北朝鮮大使館から一歩も出なかったジュエ氏に終始連れ添っていた。彼女は党・軍幹部から「1号宅」と呼ばれる正恩氏が視察などに訪れる際に必ず随行する“秘書”である。

一説によると最初の愛人と言われ、正恩氏との間に推定18歳の息子と13歳~4歳の娘がいると噂される。年齢は正恩氏より6歳上だ。

ちなみに正恩氏には、母と同じ在日帰国者出身のピアニスト、国務委員会協奏団歌手と、夫人と玄副部長を入れて4人の女性がおり、それぞれに男子を含む子供がいる。こうしたことを根拠にジュエ後継を疑問視する向きもある。正恩氏は、見方によっては女性を重用する独裁者といえるが、北朝鮮は決して“女尊男卑”のお国柄ではない。

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