政治•経済 万博跡地利用。サーキット建設で思い出される、「あの問題」
万博跡地利用。サーキット建設で思い出される、「あの問題」
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2025/10/08

 連日20万人来場で、なかなか好評とのことだが、なんだかんだ万博も、6カ月の開催期間を10
月13日に終える。となると本格的に考えねばならないのが、跡地をどうするの「跡地問題」だ。
 大阪府・市が4月にまとめた基本計画では、➀ゲートウェー、②グローバルエンターテインメント
、③統合型リゾート(IR)連携、④大坂ヘルスケアパビリオン跡地活用の4つのエリアに分けて
開発される。➀のゲートウェーは玄関で、③はカジノ、④はその名の通りのフルスケア施設だが、
問題は②のグローバルエンターテインメント。今のところ、サーキットやウォーターパークなどのエ
ンタメ施設の誘致が検討されているが。
 すると10月6日、関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)が産経新聞のインタビ
ューに答え、「万博のレガシーが充分に反映されていない」と、現行の案に反対。「サーキットは万
博と関係ない」などとし、パブリック・コメント(意見公募)でもその点を指摘したというのだ。
 ご説ごもっとも。だが今さら万博のレガシー云々といったところで、隣では大阪維新の会が「パン
とサーカス」のポピュリズム政治で賭博開帳をゴリ押ししてきたのだから、50歩100歩のような気が
しなくもない。さらにまた、もっと批判すべき点があるのではないか、と思ってしまう。
「今年の1月9日に民間から公募した開発2案で、サーキットと他のアミューズメント施設案が優秀
案として決定したと府市が公表したのですが、一方の開発グループ起業にはには関西電力が、も
う一方には関電不動産開発が入っていました。ところがそれが分かったのは、マスコミが調査した
翌日。片方のグループに入った企業は、他方のグループには入れないという禁止条項があったに
も関わらず、系列会社を通じて関電が入り込んでいたのです。しかも府市と知ってて事前には公
表せずという、姑息な出来レースでダンマリを決め込んでいたのです」(関西マスコミ記者)
 だが松本会長は、それにはやはりダンマリ。関西財界にあって、関電の悪口などご法度なのは
分かるが、どうしたってええかっこしいにしか聞こえなくなる。

(猫間滋)

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