政治•経済 関西万博で大阪V字回復?!
関西万博で大阪V字回復?!
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2025/10/09

吉村維新の暴走とそれを止められないどころか迎合する在版メディア、そして加速する人口流出と失速が目立つ日本第2の都市・大阪…。が、それは万博前の話だ。

「斜陽大阪」が大阪・関西万博反対の眼目だったが、森ビル(東京)のシンクタンク「森記念財団」は経済や生活、交通、研究、文化、環境などの分野で評価した「都市の魅力」の第1位(東京23区を除く)に大阪市を選んだ。

万博に向けキタの大阪駅やミナミの難波駅周辺が再開発されたことで、観光客誘致活動が活発になったことなどが評価されたのだ。

昨年、大阪駅直結の「JPタワー大阪」が完成して開発がさらに進み、観光客が激増した。また梅田の中心街には、大規模なオフィスビルが相次いで開業し、企業関係者ら人の行き来が目に見えて多くなっている。

 民間調査によるとオフィス市場も活況で、賃料の上昇率は世界の主要都市の中で最大という。2018年に万博開催が決定してからは、大阪の経済団体などが集客準備を進めてきた。その効果も小さくないようだ。交通の利便性もさらに高まった。

 大阪といえば以前は首都圏に匹敵し、わが国を代表する経済規模を誇る大都市圏として発展してきたが、近年は見る影もなく、経済的地位の低下が続いた。

大阪衰退説の根拠は、50年に人口流出で「ひとり負け」し、日本第3の都市、名古屋の後塵を拝すると予測されたことだ。

 ただしひところの名古屋経済圏も同様だった。中部圏は、伝統的に先端企業の集積規模が大きい産業構造だが、人が集まらず現在の大阪と同じ“地盤沈下”の状況だった。

しかし05年の愛知万博を機に中部国際空港ができ、周辺のものづくり産業が連携して経済圏を維持した。

名古屋全体が発奮して起爆剤となり、人々の移動と交流が盛んになることで文化や経済が活性化した。まさに愛知万博を契機に復活を遂げたのだ。

大阪・関西万博開催に対する評価はまだはっきりしないが、大阪復活の勢いは認められる。とはいえ介護保険料は日本一高く、伝統ある街並みや市場の「中国化」が新たな火種になっている。栄華か衰退か、関西経済圏の明日はどっちだ。

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