2025/09/11
中国外交部(外務省に相当)が、先の参議院議員選挙で維新の会から出馬し当選した石平(せき・へい)議員(63)を、中国国内の財産凍結や入国禁止処分などの制裁措置を発効したと発表した。
これを受けた石平氏は8日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、「制裁されたことはむしろ光栄、中国政府から勲章をもらったようなものだ!」、「これは私の今までの言論活動に対する全面的な大評価ではないのか!」と胸を張った。
また石平氏は、「そもそも私は中国国内で一文の財産をもっていないし、中国へ行くつもりもない。財産凍結もビザの発行をしないのも単なる向こうの茶番だ」と皮肉った。
過去の石平議員の言動が気にくわない、というより真実を衝かれてうろたえたのだろう。今後に危機感をおぼえたのかもしれない。
中国は言論の自由がない国だ。したがってこのような行動に出るのは想定の範囲内だ。だが、石平氏は中国生まれではあるが、日本国籍を取得している。そしてれっきとした日本国の国会議員である。その人物に対して初めて反国家法を適用した。
林芳正官房長官はさすがに苛立ちを隠せずただちに反論し、「日中関係の観点からも極めて遺憾だ」と指摘した。「外交ルートを通じて速やかな措置の撤回を求めた」ことも9月8日の記者会見で明らかにした。
中国外務省は制裁の理由として、「長期間にわたり台湾、尖閣列島、歴史、新疆ウイグル、チベット、香港などの問題で間違った言論をばらまき、公然と靖国神社参拝した」ことを挙げている。
これに対し林長官は、「国民の代表たる国会議員の表現の自由はわが国の民主主義の根幹であり、尊重されるべきだ」と強調した。
その上で「国会議員の言論などを理由として、自らと異なる立場を威圧するかのような一方的措置を取ることは断じて受け入れられない」とも批判した。
親中派として知られる林官房長官も、中国の理不尽なやり方にはさすがに立腹したと見える。
中国は、「(どこの国に)帰化しても中国人とみなし、国内法の適用範囲とする」と宣言したようなもので、さすがの親中派もこの一件で中国の恐るべき本性にようやく気付いたのではないか。
TIMES
政治•経済



