2024/11/06
糖尿病に起因する感染症により2024年5月に利き腕である右腕の切断手術を受けた元プロ野球選手の佐野慈紀氏(56)。
現役時代は近鉄や中日で活躍し、中継ぎ投手としてはNPBで初の「1億円プレイヤー」にもなった。
佐野氏の人気を支えたのは中継ぎ投手としての実力だけではない。投球モーション中に意図して帽子を落とし、禿頭を見せて笑いを誘う「ピッカリ投法」も人気の理由だ。
「根っからの野球人」を自称し、引退後も野球に携わり続け、近年では全国の野球少年・少女らを後援する活動も行っている。
ーー野球をする少年・少女らを後援する活動をしていますね。
佐野 僕らが子どもの頃に比べると、今の子どもたちは野球以外の、例えばサッカーとかスポーツの選択肢が増えましたよね。それでも、多くの選択肢の中から「野球」を選んでくれている子どもたちがいるっていうのが非常に嬉しいんです。僕は自分のことを「根っからの野球人」だと思っているんで、野球をやる子どもたちを応援したいっていう気持ちがあったんです。
ーーMLBでの日本人選手たちの活躍もあって、野球に興味を示す子どもたちも増えている気がします。
佐野 そうですね。MLBで活躍する選手が大勢いて、野球人としては彼らの活躍には感動しましたし、すごく勇気付けられました。入り口は何だとしても、野球に興味を持って、野球に関わる子どもたちが増えると良いなぁとは思ってますね。
ーー佐野さんが関わる学童野球の大会があるそうですが?
佐野 今年が18回目になる「ポップアスリートカップ(※)」が神宮球場で12月にあるんです。実は、その始球式を仰せつかったんです。
ーーついに「ピッカリ投法」が復活の日を迎えるわけですね。
佐野 せっかく始球式に出させてもらえるんなら、左の「ピッカリ投法」を披露したいと思ってるんです。そこで、どうせ投げるんだったら、マウンドから投げたいですし、ストライクも投げたい。かなり高いハードルにはなるんですけど、今はそれを目標に掲げて頑張ろうと思ってます。
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※ポップアスリートカップ
NPO法人全国学童野球振興協会が主催する学童野球の日本一を決める大会。2024年12月に「第5回くら寿司・トーナメント2024/第18回学童軟式野球全国大会ポップアスリートカップ/星野仙一旗争奪」が明治神宮球場で開催予定。
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==了==
佐野慈紀(さの・しげき)
1968年生まれ。愛媛県松山市出身。第68回全国高校野球選手権大会にて準優勝。近畿大学に進学して同大のエースとしてリーグ10連勝に貢献。1990年、ドラフト3位に指名され翌年に近鉄へ入団。中継ぎ投手としてはNPB(日本プロ野球連盟)で初の「1億円プレイヤー」となる。2003年に現役を引退。
≪Tiger編集部≫
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