袴田事件、福井女子中学生殺害事件…冤罪相次ぐ。では、あの事件は?
社会•事件
2024/11/05
和歌山毒カレー事件
和歌山毒カレー事件の犯人は林眞須美である、ということを日本国民の99.99%は疑っていない。13年も前に死刑が確定しているのである。林以外に誰が犯人だというのか、これが見事に国民に定着している。
事件と林を結ぶ唯一の点は、〝ヒ素〟である。ところがカレーに混入されたのは、ヒ素ではなく青酸ニトリールというまったく別の毒物という見解が司法当局では定着している。そうだとすれば林はまったく真犯人でなくなってしまう。林が青酸ニトリールを手に入れることはできない。このことは固く箝口令が敷かれている。これまで林を真犯人としてきたものの動機も犯行の手口も目撃情報も事件発生から四半世紀が経とうというのに何ひとつ判明したものはない。判明するはずはないのだ。
誰が真犯人なのか。あのとき事件現場にいたのは未成年、それも小学校低学年の児童だけだった。その児童がどういうルートを経て青酸ニトリールを手に入れたのかはわからない。ただ、児童には動機はない。それは、ほんの〝いたずら〟だった。その児童一家は事件発生から一年も経たずに和歌山をあとにした。彼らの行方は杳としてわからない。林が死刑を執行されることはないだろう。
TIMES
社会•事件


