好評連載『俺の名前は三遊亭はらしょう』⑰ 万博ルポ②『缶や瓶は持ち込めません』
連載•小説
2025/05/27
万博ルポ②『缶や瓶は持ち込めません』
パビリオンに並ばずに入れるラストチャンスの当日予約に、俺と母は奇跡を祈りながら夢洲駅に到着した。
「阿部寛のポスターや!ここで写真撮って!」と母はいきなりミャクミャクを無視して阿部寛の炊飯器の巨大な広告に大興奮!母にとっては阿部寛もパビリオンの一つなのだろうか。そのまま東ゲートへ移動して一時間程並ぶと、入口でセキュリティチェックスタート。
「お客様、ペットボトルは可能ですが缶や瓶は持ち込めません」
「えー!」
買ったばかりの缶コーヒーを没収される母。
「私がテロに見えるんかいな」と笑っていたが、見えなくもない。
ようやく中へ入ることになったが、同じタイミングで入った人は、ウォー!と全員走り出す!なぜ人はゲートを抜けたら走りたくなるのか。
一方、俺と母は抽選情報をスマホで見る為、一端、ベンチに座った。そして・・・最後の抽選にも外れた!
先ほどまでゲートで並んでいたので、ベンチが最初のパビリオンみたいだった。
(つづく)
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