2025/05/13
(写真 石丸伸二氏 同氏HPより)
地域政党「再生の道」を旗揚げした石丸伸二氏の初陣となる東京都議選と参院選がまもなく行われようとしている。石丸伸二氏について多くの国民が政界に登場したクリーンな次世代リーダーだと誤った認識を持っている。石丸氏が安芸高田市長時代に舌鋒鋭く年配議員たちを攻撃する姿を恰も勧善懲悪の時代劇の如くSNSで楽しむ輩達に大うけした。SNSを活用した政治でネット界隈の寵児となった。地元の危機を救う救世主を気取って自身の虚像を膨らませていった。
その石丸氏の攻撃の的としてロックオンされたのが武岡隆文市議である。石丸氏は2022年6月に「恥を知れ!恥を」という周到に用意した台詞を武岡氏に議場で浴びせた。この時の様子は石丸氏の魂胆通りにネット上で脚光を浴びた。石丸氏が武岡氏の議場での居眠りを指摘したのは2020年9月である。指摘された武岡氏はその原因として軽度の脳梗塞が発症していることを示す医師の診断書を石丸氏に提出している。しかし、石丸氏は診断書にはお構いなしに武岡氏への攻撃を続け前述の発言に繋がっている。武岡氏に対する石丸氏の攻撃はビジネスユーチューバーや小銭稼ぎの動画制作者たちによって無節操に拡散された。結果、武岡氏は凄まじい誹謗中傷に晒される日々を送らざるをえない状況に陥ることとなる。嫌がらせの着払いでのネットショッピングの商品が日々届き、迷惑電話はひっきりなしになる。中には殺人予告のようなものある。心身ともに病んだ武岡氏は食事も喉を通らなくなり徐々に衰弱していった。2023年1月30日に遂に武岡氏は68歳で帰らぬ人となった。
亡くなった竹岡氏に向けらえたネットリンチとその後の死に対する恐怖と衝撃が残された武岡氏の妻に重く圧し掛かる。妻は心神喪失状態に陥り今年1月26日に自死するに至る。夫を失った悲しみ、夫を襲った猛烈な誹謗中傷などの攻撃への恐怖、自宅に対する嫌がらせ行為に対するストレス、正義のヒーローを気取る石丸伸二氏への悔恨など耐え切れないほどのストレスに見舞われていたことだろう。亡くなる前日に妻はご子息に「たすけて」とメッセージを送っている。
武岡氏が亡くなり、夫を追うように妻が亡くなった後に石丸氏はYouTubeのトマホークチャンネルに出演しこう発言している。「これ(居眠り)を許してはいけないから、どう始末してやろうかと思い、うまく使うことにした」と。高慢を通り越して反社会的な発言である。石丸氏の「始末」は武岡氏と武岡氏の妻の死によって目的を完遂したのか。石丸氏の死後の発言からも故意に「始末」したことは明らかである。たとえば、自動車を異常な高速度で運転する場合において誰かを傷つけてしまう可能性を認識しつつ、「それでも構わない」と考えることが「未必の故意」だとすれば、「どう始末してやろうか」と用意周到に手段を用意し、その顛末を画策して実行に移し目的を遂げることは「未必の故意」そのものではないのか。武岡氏に向けられた犯罪は誹謗中傷だけでなく脅迫や威力業務妨害など数々の不法を疑う行為が明らかにされている。これらの行為は石丸氏による「未必の故意」を疑う余地があるのではないか。(つづく)
TIMES
政治•経済



