社会•事件 存在意義を高める「独立リーグ野球機構」
存在意義を高める「独立リーグ野球機構」
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2025/04/18

ついに日の目を見る時が来たか、独立リーグに熱い注目

(写真 さわかみ関西独立リーグHPより)

 日本にはプロ野球選手を目指せる2つのプロ野球球団がある。1つは日本野球機構(NPB)のファームリーグに新規参加した「オイシックス新潟アルビレックスBC」(イースタン・リーグ)と「くふうハヤテベンチャーズ静岡」(ウエスタン・リーグ)である。

 もう1つは、一般社団法人日本独立リーグ野球機構(いわゆる独立リーグ=IPBL)だが、今年3月11日、新たな加入チームが加入した。それは一般社団法人関西独立リーグ(2代目)で、これで6団体27球団、準加盟球団も含めれば31球団がIPBLの傘下になった。IPBLに加盟していないリーグは、地元優先で必ずしもプロを目指さない北海道ベースボールリーグだけになった。昨年のNPB主催のドラフト会議(新人選択会議)では、関西独立リーグ所属の「堺シュライクス」の捕手、松本龍之介が育成6位でヤクルトに指名された。関西独立リーグからは7年ぶりのことだった。独立リーグが主眼とするのは地域の野球振興だ。それをどう達成するかが第一目的だが、四国アイランドリーグplusは、充実した戦力を持つ球団が多くNPB入りを目指す選手が多い。なかでも「NPB選手輩出NO1」は、徳島インディゴソックスだ。同球団はNPBへの近道と認識されており、全国からドラフトの指名に漏れ、大学や社会人からプロ入りするより早くプロを目指したい有力選手が集まって来る。だから独立リーグには長く在籍しないしできない。NPB加盟12球団から指名を受けるには、25歳から26歳が限度。プロに行けなければ2~3年で退団し、転職先を探す。

 その一方で北海道フロンティアリーグのように選手が地域に根差して、働きながら野球を続けて、地域振興を目指す考え方もある。NPBへの選手の輩出に重点を置くチーム、地域振興に主眼を置くチーム、どちらも野球や地域の課題を解決する重要な役割を担っている。独立リーグができて20年が経った。社会人企業チームが減少する中で、独立リーグの存在感は大きくなった。今では、阪神タイガースの湯浅京己投手のように、独立リーグ出身でWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場するような選手も生まれている。つれて、その統括団体であるIPBLの存在意義も高まっている。

 

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