2025/04/10
やったもん勝ち、いつもの手を使うあの国のあきれた横暴
(写真 中国軍艦 新浪写事より)
「人の物は俺の物。俺の物は俺の物」。強欲中国は2013年から南シナ海にある南沙諸島の7つの島に砂を注いで人工島を建設後、これを軍事施設化しながら中国の領海だと主張している。7島のうち3カ所に滑走路やミサイル発射台にレーダーまで設置し駐在兵士の宿舎も建てた。フィリピンやベトナム、マレーシア、親中派のブルネイまでもが抗議したが、「ここは昔から中国の領海だ。文句あっか」と開き直った。オランダ・ハーグの国際裁判所は「中国が領有する法的根拠はない」と明快な判決を出したが、「そんなものは紙クズ」と言い放った。それから10年が過ぎ、人工島は水没の危機に直面している。関西国際空港でも毎年数センチ沈下しているが、南シナ海では毎年30センチも沈降する場所がある。海に鉄筋をおっ立てたが、塩害と海流で鉄が腐食を始めた。セメントに海水を混ぜたらしく、そのうえ土沙密圧があって液状化現象がおこり、建造物は傾き、滑走路は凹凸がひどくて飛行機の離着陸ができなくなった。そのうえ当該海域は台風の通り道だから170兆円を投じた7つの人工島の造成は完成したものの修繕やメインテナンスなどで毎年3兆円の維持費がかかる。軍事基地としての活用に支障が目立つようになり、加えてレーダーも塩害で機能不全に陥った。総計200兆円を投じた世紀のプロジェクトは、7つの幽霊島(人の住めない島)を南シナ海に造成したことになる。
南シナ海で起きたことが、中国と韓国との間に位置する黄海(韓国名:西海)の「中韓暫定措置水域(PMZ)」でも起きている。中国が無断で大型鉄骨構造物を設置している事実が判明したのである。もともとこの海域では、中国艦船による排他的経済水域(EEZ)への侵犯が頻発していた。韓国国防部の2000年の資料によると16年から20年まで中国軍艦が韓国の管轄水域に進入した回数はなんと900回を超える。黄海を挟んで向かい合う韓国と中国のEEZでの両国は、01年6月に締結された中韓漁業協定で、EEZが重なる部分を「PMZ」に設定した。この海域では漁業以外のすべての施設設置および海底資源開発を禁止することで合意するという内容だ。ところが中国は、韓国大統領の逮捕など社会的混乱に乗じて中韓漁業協定をいとも簡単に破った。朝鮮日報は今年1月≪中国は、構造物を「漁業補助施設」だとし、大きな問題はないとする立場だ。この一帯に計12基の構造物を設置する計画だ≫と報じた。韓国の情報当局は偵察衛星を通じて、中国がこの水域に直径50メートル、高さ50メートル以上の大規模な鉄骨構造物(移動式)を1基設置したことを把握している。韓国の外交や軍事専門家らは「中国の施設物が韓国政府の制止なく増え続けた場合、今後中国がこれらの施設物を根拠に『この一帯はわれわれの水域』」と主張する可能性が高い」と警告した。ところが、韓国社会の反応は意外と静かだという。目下盛んに非難の声を浴びせている対象は、日本の春の進学、進級シーズンになると恒例となる「日本の教科書の独島領有権主張」問題だ。
日本に対して独島(日本名:竹島)問題や強制徴用問題、福島原発汚染処理水放出問題などには威圧的、声高に騒ぐが、中国のすることにはだんまりを決め込む。「どうせ中国製の鉄骨構造物など腐食して崩れ去るさ」と高をくくっているのか。
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