2025/03/07
フランスに右に倣え!直ちに観光立国を目指せ、ニッポン
今年1月は、中国の春節が始まり、暇な中国人観光客が増えたこともあって、単月としては過去最高の378万人の訪日客数を記録した。オーストラリアや米国からのスキー客も増えている。観光立国を目指す政府は、昨年3月に閣議決定した「観光立国推進基本計画」で「持続可能な観光」「消費額拡大」と共に「地方誘客促進」を掲げた。全国14地域を複数年、集中支援するモデル地域に選定し、北陸エリアや松本・高山エリアなどで効果が出てきている。政府は、2030年に訪日客6000万人、消費額15兆円を目標に掲げているが、決して不可能ではない状況となっている。昨年のインバウンド(訪日客)数は、過去最多の3686万人となり、消費額も8兆円を超える勢いだからだ。
一方、1カ所に訪日客が集中したり、市民の生活圏に観光客が押し寄せることによるオーバーツーリズム(観光公害)も各所で起きている。京都市では訪日客の増加で市民の足であるバスの混雑が深刻化し、他の観光地ではゴミのポイ捨て、民泊の増加による住宅地の騒音が問題になっている。こうした負の部分はあるにせよ、海外インフルエンサーのSNSへの写真投稿に惹かれ、これまで観光客が来なかった地方のコンビニの前からの富士山撮影や某スポーツ漫画の聖地に訪日客が訪れ、交通安全上の問題も起きているものの訪日客ははせ参じてくる。インバウンド需要の高まりは歓迎すべきであり、観光およびその関連産業は、将来、日本の産業の大きな柱となるとみられる。とりわけ地方は観光振興への期待が大きい。そのためにも地方への誘客、拡散が重要となってくる。それと同時に、文化大国のフランスが観光大国であることに倣い、インバウンド戦略を文化戦略とする施策を早急に行うべきだ。
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